たらのアイリッシュ・ウイスキー屋さん
前回からの続きでタラモア・デュー・ウイスキーの歴史をちょっと書きますが、1966年にアイルランド共和国の3つの蒸留所が合併してアイリッシュ・ディスティラーズという会社を作り、パワーズ蒸留所で作っていたタラモア・デューもコークのミドルトン蒸留所で…
ドラムシャンボ (Drumshanbo) の町にあるザ・シェッド・ディスティラリー (The Shed Distillery) は 2014 年創業の新しい蒸留所です。まずはジンの製造・販売から開始して、2017年に初のウイスキー、その名もドラムシャンボ・ウイスキーをリリースします。こ…
ドラムシャンボ・ガンパウダー・アイリッシュ・ジンを製造しているリートリム県のシェッド蒸留所は、パンデミックにもかかわらず、2020年の売り上げが過去最高の約 1,000 万ユーロを記録したという記事。2021年5月31日付けのアイリッシュ・タイムズ。 シェッ…
2021年6月1日付のアイリッシュ・タイムズ紙に、新型コロナウイルスによるパンデミックにもかかわらず、2020年のアイリッシュ・ウイスキーの販売量はそれほど落ちなかったと言う記事が掲載されていました。 アイリッシュ・ウイスキーの2020年の販売量は1140万…
プロパー・ナンバー・トゥエルヴ (Proper No. Twelve) というアイリッシュ・ウイスキーをご存じでしょうか? MMA ファイターのコナー・マクレガーが中心となって 2018 年9月にリリースしたブランドです。 新しいウイスキーとはいえ、マクレガーが積極的にプロ…
2021年1月4日付けのアイリッシュ・タイムズ紙に、スケリッグ・シックス・エイティーン (Skellig Six18 Distillery) というケリー県 (County Kerry) にある蒸留所の記事が出ていたので、この記事を参照しながらこの蒸留所についてご紹介します。 この蒸留所は…
これも少し古い記事で季節外れになってしまったのですが、2020年12月16日のアイリッシュ・タイムズ紙に、最近新発売になったアイリッシュ・ウイスキーをまとめて紹介する記事が掲載されていたので訳してみました。 アイルランドでは家族や友だちと必ずクリス…
少し古い記事になってしまいますが、2020年11月11日にウォルシュ・ウイスキーから発売されたザ・アイリッシュマン・ファウンダーズ・リザーブの記事がアイリッシュ・タイムズ紙に掲載されていました。翻訳してご紹介します。 (翻訳ここから) クリスマス・ケ…
ジェルストンズというアイリッシュ・ウイスキーの記事がアイリッシュ・タイムズに掲載されていたので翻訳してご紹介します。 このウイスキーはこれまであまり宣伝活動をしてこなかったのか、あまり話題になっているのを見たことがありませんでした。といいま…
雑談です。 私は郵便関係全般が好きで、古い郵便ポストを見に行ったり (アイルランドでは100年以上前のポストが現役で使われています)、絵葉書を集めたりしています。 ウイスキーをテーマにした絵葉書も結構あるのでご紹介したいと思います。 まず、ウイスキ…
アイリッシュタイムズ紙に、ウイスキーと紅茶を使ったブラックという焼き菓子のレシピと解説が掲載されていたので訳してみました。 ブラックは英語で綴ると Brack。黒を意味する Black ではありません。正式にはバームブラック (Barmbrack) というのですが、…
10月7日付けのアイリッシュ・タイムズ紙に、新しいウイスキーの紹介記事が掲載されていたので翻訳します。 紹介されるウイスキーは、ケルティック・ウイスキー・ショップというダブリンのウイスキー専門店が出すアン・ヒード・ヴラース (An Chéad Bhlás)とい…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第八弾です。 最初の写真はこちら。 左端はイーガンズ (Egan’s)。こちらはシングル・グレーンですが、シングル・モルトなどのウイスキーも出しています。アイルランド中部のタラモア (Tullamore) で手広く…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第七弾です。 まず、ナポーグ・キャッスル (Knappogue Castle) ウイスキー。12年、14年、16年のすべてシングル・モルトです。 このようなボックス入りで販売されています。 ナポーグ・キャッスルというのは…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第六弾です。 まず、パワーズコート蒸留所 (Powerscourt Distillery) のウイスキーです。ファーカレン (Fercullen) というブランド名で統一されています。写真左から、プレミアム・ブレンド、シングル・モ…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第五弾です。 今回は、北アイルランド関係のウイスキーをご紹介します。 まず、左端はフレンド・アット・ハンドというウイスキー。13年モノのシングル・モルト。これは、ベルファストにある同名のウイスキ…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第四弾です。 まず、ハイド・ウイスキー。この会社は蒸留所ではなく、他の蒸留所が製造したウイスキーを吟味して購入し、自社でブレンドして熟成させるという、いわゆるボンダーです。この会社のオーナーで…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第三弾です。 キルベガン蒸留所/クーリー蒸留所のミニボトル・セット。この2つの蒸留所はジョン・ティーリングが所有していましたが、現在はビーム・サントリーがオーナーになっています。 こういうボック…
今回から何回かにわけて、私が集めたアイリッシュ・ウイスキーのミニチュア・ボトルをご紹介したいと思います。特にオークションで古いボトルを購入したりはしていないので、すべてここ5年間くらいで買い集めたものになります。しばし、お付き合いください。…
アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第二弾です。 今回は、ダブリンのリバティーズ地区にある蒸留所のミニボトルをご紹介します。 まず、ティーリング蒸留所のミニボトル。3本セットのボックス入りで販売されています。私が買ったときは20ユー…
ウェイウォード・アイリッシュ・スピリッツ (Wayward Irish Spirits)というケリー県のウイスキー・メーカーから、3種類のウイスキーがリリースされたという記事がアイリッシュ・タイムズ紙に掲載されていたので翻訳してご紹介します。 この会社を経営するモ…
ジョン・マケナさんとサリー・マケナさんは、夫婦でコンビを組んで活躍しているフード・ライターです。この2人が来月 (2020年10月) に『Milk』という本を出すという記事がアイリッシュ・タイムズに載っていました。 タイトルからもわかるように、この本は日…
ビール、ジン、ラムなどを製造販売しているコーク県キンセールのブラックス (Blacks) はサム・ブラックさんとモード・ブラックさんというカップルが経営する会社。最近の事業拡張でウイスキー蒸留にも進出します。ウイスキーが商品として出荷されるのは 2025…
2020年9月3日付けのアイリッシュ・タイムズ紙に、ジェムソンなどを製造するアイリッシュ・ディスティラーズ社が新卒者向けのエンジニア採用プログラムを発表したという記事が掲載されていました。 日本では就職にあたって新卒者が有利とされていますが、アイ…
2020年9月2日付けで、アイリッシュ・タイムズ紙にアイリッシュ・ディスティラーズ社の決算に関する記事が掲載されていました。アイリッシュ・ディスティラーズ社はジェムソン・ウイスキーなどを製造する会社です。会計年度は6月の末まで。 パンデミックの影…
リートリム県にあるシェッド蒸留所のビジター・センターが 9 月にオープンします。新型コロナウイルスの影響で製品の売り上げには悪い影響が出ており、海外からの観光客の訪問は少なくとも今年はあまり見込めませんが、思い切りチャレンジしていくようです。…
野生のサクランボの味わい方について、アイリッシュタイムズ紙に記事が掲載されていました。ウイスキーを使ってチェリー・リキュールを作る方法についても触れられていたので、訳してみました。 (翻訳ここから) アイルランドの短いサクランボの季節を最大限…
1916年に起きたイースター蜂起は、アイルランド独立の契機となった事件です。このときに配布された独立宣言 (Proclamation といいます) は、アイルランドにとって最も重要な文書であるといってもいいのではないでしょうか。 このたび、この独立宣言を祝福す…
今日のアイリッシュ・インデペンデント紙に、100年前の珍しいアイリッシュ・ウイスキーのボトルがオークションに出品されるという短い記事が掲載されていたので訳してみました。 アイリッシュ・インデペンデント紙の記事はこちら↓。 www.independent.ie (翻…
2013 年にオープンしたアイリッシュ・ウイスキー・ミュージアムは、何といってもその立地が最高なのです。ケルズの書やロングルーム (図書館) で有名なトリニティ・カレッジの真向かいにあり、グラフトン・ストリートやテンプルバーなどの商店街/繁華街もす…