たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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クリスマス・ギフトにぴったりの最新のアイリッシュ・ウイスキー

これも少し古い記事で季節外れになってしまったのですが、2020年12月16日のアイリッシュ・タイムズ紙に、最近新発売になったアイリッシュウイスキーをまとめて紹介する記事が掲載されていたので訳してみました。

 

アイルランドでは家族や友だちと必ずクリスマス・プレゼントを交換するので、12月に入ってもプレゼントが決まってないとちょっとあせるのですね。そこでプレゼントのアイデアになるような情報がメディアなんかでは飛び交うわけです。

 

 

(翻訳ここから)

 

最近リリースされたアイリッシュウイスキーはどれも試してみる価値のあるものばかり

2020年12月16日

文: ジョン・ウィルソン (John Wilson)

 

毎年この時期になると、クリスマス商戦にあわせてたくさんの新しいアイリッシュウイスキーがリリースされる。こうしたウイスキーをここにまとめてみた。すぐに品切れになりそうなウイスキーもあるので、お早めに購入することをお勧めしたい。

 

ザ・リベレーター・バッチ2 (€65)とダブル・ポート・フィニッシュ(€50)、ティーリング・ルネッサンス・パート2 ((€140) とザ・ケルト・アン・ヒード・ヴラース(€75)、アイリッシュマン・ファウンダーズ・リザーブ・オロロソ・カスク (€75) については既に記事にした。すべて現在も入手可能であり、購入する価値のあるウイスキーである。

 

ディングル・ウイスキーは、フォース・シングル・ポット・スティル・ウイスキー (Fourth Single Pot Still Whiskey) を約8000本リリースした。このうち半数は輸出に回される。価格は1本95ユーロである。イチジク、レーズン、ダーク・チョコレートの深い香りを漂わせるこのウイスキーは、クリスマスにぴったりではないだろうか。さらに、ポット・スティル・カスク・ストレングスも同時に500本リリースされた。ディングル蒸留所にとって、この種の製品は初めてとなる。価格は1本350ユーロ。

 

ミドルトンは、ヴェリー・レアの38回目のエディションをリリースした。これは、蒸留主任のブライアン・ネーションが担当する最後のヴェリー・レアとなる。彼の後を継ぐのは、ミドルトン蒸留所で22年のキャリアを積んだケヴィン・オゴーマンである。ヴェリー・レア2020 (€180) は、このウイスキーに人々が期待する複雑な味わいを楽しめる、エレガントでスムースなウイスキーである。

 

グリーン・スポット、イエロー・スポット、レッド・スポットの後を受け、シリーズの掉尾を飾るのがミッチェル&サン・ブルー・スポット (€80) である。バーボン樽、シェリー樽、マデイラ樽で熟成された7年モノのカスク・ストレングス・ウイスキーは、トロピカル・フルーツとスパイスの香りに満ちている。

 

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ジェイムズ・フォックスでは、その店舗とオンライン・ショップにおいて、ミドルトン・ヴェリー・レア・ポット・スティル・ウイスキーを独占販売している。1998年に貯蔵庫に入った原酒から162本が作られた。1本 995ユーロ。期待を裏切らない卓越した複雑な味わいのウイスキーだ。

 

ロウ&コは、カスク・ストレングス・シリーズのセカンド・エディションをリリースした。この2020年エディション(€74)は、豊穣な香りのするスムースな13年モノのシングル・モルトウイスキーだ。ブッシュミルズのコーズウェイ1995マラガ・カスク (€400) も現在販売中である。最後はラク・リー蒸留所の新製品。12月18日にレーンズボロ泥炭火力発電所が閉鎖されるのを記念して、超限定版のピーティッド・ウイスキーが2種類発売される。ザ・ステーション (The Station) とマウントディロン (Mountdillon) である。これらは、celticwhiskeyshop.com と lrd.ie  から65ユーロで購入できる。

 

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(翻訳ここまで)