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昨年度のジェムソンの売り上げ: 日本市場では前年比 16% の成長

2020年9月2日付けで、アイリッシュ・タイムズ紙にアイリッシュ・ディスティラーズ社の決算に関する記事が掲載されていました。アイリッシュ・ディスティラーズ社はジェムソン・ウイスキーなどを製造する会社です。会計年度は6月の末まで。

 

パンデミックの影響で久しぶりに売上高が低下したものの、主要市場では伸びが続いているようです。日本でのジェムソンの売り上げは、前年比16%増でした。

 

以下に翻訳します。

 

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(翻訳ここから)

ジェムソンの売り上げが昨年を1%下回ったが、主要市場では安定した成長が継続

文: キアラ・オブライエン (Ciara O’Brien)

2020年9月2日

 

最も売れているアイリッシュウイスキーであるジェムソンは、主要市場において安定した成長を記録したものの、久方ぶりに売り上げが昨年を下回った。

 

ジェムソン・ウイスキーを製造するアイリッシュ・ディスティラーズ社は、6 月末までの会計年度において、今年前半の新型コロナウイルスの影響により、売り上げは 1% 減少すると発表した。

 

「会計年度の出だしは非常に好調であり、前半期はジェムソン・ウイスキーの売り上げが 9% 伸びた」と、同社のチェアマンでCEOのコナー・マクウェイド氏は言う。「世界で940,000ケースを販売した昨年 12 月は。弊社史上最も忙しい 12 月だった。しかし、世界中の多くの企業と同様に、コロナウイルスパンデミックが私たちのビジネスにも影響を与えた」

 

「一部の市場では成長は鈍化し、会計年度の後半には、世界的なトラベル・リテール市場などがほぼストップしてしまった」

 

しかし、マクウェイド氏によれば、ジェムソンの売り上げは 50 を超える市場で伸びた。南アフリカ、ロシア、イギリス、アイルランドなどの主要市場のほか、ナイジェリアや中国などの新興市場でも成長を記録した。

 

ジェムソン・ブランドの主要市場と考えられている米国については同社は触れなかった。

 

市場別の成長率は、アイルランドが 2%、イギリスが 9%、オーストラリアが 17%、ドイツが 30% である。南アフリカとロシアでは 1% ずつ伸びた。新しい市場であるナイジェリアと中国では、それぞれ 163% と 48% 成長した。さらに、インドでは 25% 増、日本では 16% 増だった。

 

アイリッシュ・ディスティラーズ社が発売する高級ウイスキーの売り上げも伸びている。レッド・ブレストは 15%、ミドルトンは 14% 成長した。2月には、ミドルトン・ヴェリー・レア・サイレント・ディスティラリー・コレクションもリリースされた。これには、45 年もののアイリッシュシングル・モルトが含まれている。このコレクションは、2025 年まで毎年 1 種類ずつ発売される予定である。

 

レディ・トゥ・ドリンク (RTD) 部門は 2019/20 年も引き続き好調だった。ジェムソンの RTD は、オーストラリアとカナダの高い成長率に支えられ、前年比で 31% 伸びた。

 

「RTD の成長は、消費者トレンドの方向性を示している。イノベーションと利便性が求められているのだ」とマクウェイド氏は語る。

 

ジェムソン・ウイスキーとコールド・ブリュー・コーヒーを組み合わせたジェムソン・コールド・ブリューは、まずアイルランド国内で試験的に販売され、その後、1月にアメリカで正式に発売が開始された。新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、「消費者からの反応は非常によく、素晴らしいスタートを切ることができた」とマクウェイド氏は言う。

 

「ビジネスを取り巻く環境が厳しいことは間違いない。しかし、アイリッシュウイスキー業界が非常に打たれ強いことは歴史が知っている」

 

「輸出にけん引され、過去 10 年は非常に好調だった。ジェムソンの回復力には自信を持っている。成長はこれからも続くはずだ」とマクウェイド氏は述べた。

 

(翻訳ここまで)