たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2020 年 3月

新型コロナウイルスのせいで映画館がすべて閉まっているので、映画館で見たのは2本だけ。あとDVDで1本見た。

 

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True History of the Kelly Gang (2019 年、イギリス/オーストラリア)

3/6 at Light House Cinema

監督: Justin Kurzel

出演: George MacKay, Essie Davis, Nicholas Hoult, Thomasin McKenzie, Russell Crowe

2001年にブッカー賞を獲った同名の小説の映画化。Kelly Gang は、19世紀のオーストラリアに実在した無法者集団で、アイルランド系のネッド・ケリーが頭目。ネッド・ケリーはオーストラリアの国民的アンチヒーロー的な存在ではないかと思う。誤解を恐れず言えば、日本でいう清水次郎長とか石川五右衛門みたいな。25年という彼の短い人生をベースにしたフィクションなのだが、ところどころに時代考証をわざと無視した現代的要素をぶっこんでくるので、時代や場所を超越したグルーヴ感が生まれている。主演は、『1917』で主演したジョージ・マッケイ。

 

 

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Calm with Horses (2019 年、アイルランド)

3/13 at Light House Cinema

監督: Nick Rowland

出演: Cosmo Jarvis, Barry Keoghan, Niamh Algar

アイルランド西部の田舎街が舞台。ドラッグの密売を生業とする犯罪一家で汚れ仕事の実行役を務めるダグラス。別れた彼女との間に障害を持つ男の子が生まれていて、良き父親になろうともがいてもいる。初めて人を殺すことを命令されたダグラスは、犯罪一家への忠誠と息子への愛との間で板挟みになる。

 

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Milada (2017 年、チェコ/アメリカ)

3/30 DVD

監督: David Mrnka

出演: Ayelet Zurer, Robert Gant

チェコの女性政治家、ミラダ・ホラコヴァ(1901-1950)の伝記映画。ナチス占領下のチェコで地下抵抗組織に加わり活動。投獄される。戦後は、共産党支配に抵抗する多くの政治家がチェコを去る中で、彼女はプラハに残って運動を継続。反逆罪で逮捕されて拷問と見せしめ裁判の後、処刑される。死後18年ほどたった1968年、プラハの春と呼ばれたこの時期に裁判は無効とされ、1989年のビロード革命後に彼女の名誉は完全に回復された。ナチスと共産主義という2つの全体主義への抵抗物語だが、抵抗モノならではのスリリングさは控えめに、家族愛ももう1つの大きな主題となっている。映画は、米国に移住していた彼女の娘が、ミラダの名誉回復後に、政府が保管していたミラダから娘宛ての手紙を受け取りにプラハに戻ってくるところから始まります。

 

おまけ:

昨日 (3月30日)に散歩に出かけていたら、「Calm with Horses」の広告を掲示したダブリン・バスが走っていた。映画館は閉まっているのに。エンターテイメント産業はしばらくたいへんな時期が続きます。

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外出制限令が強化されて初めての平日

今日は月曜日。外出制限令が強化されて初めての平日です。朝の9時ごろにコーヒーを買うために外に出たところ、閑散としていました。車もほとんど走っていませんでしたね。

 

こちら(↓)がアイリッシュ・タイムズが公開した街のようすです。

 

 

これも今朝、コーヒーを買いに行ったときの話ですが、近所でライトレールのLuasとトラックが派手に事故っていました。医療機関は今忙しいので、安全運転でいきましょう。

 

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新聞記事にもなっていました。

www.irishtimes.com

 

新型コロナウイルスに関して最近また新しい言葉がメディアに登場しています。Cocooningです。Cocoonは繭ですから、繭の中にいるように閉じこもる、という意味です。

www.irishtimes.com

これは、政府の保険局が市民に要請しているもので、(1) 70 歳以上の人、(2) 重篤な既往症のある人は、特に体調が悪くなくても家から一切出ないでください、ということです。

 

日曜日の段階でアイルランドの感染者は2615人、死者は46人となりました。また、過去2週間で、失業補助給付に389,000件の申し込みがありました。

 

www.irishtimes.com

 

次は、オンライン・ショッピングも中止する大規模小売店が増えているというニュース。

www.irishtimes.com

 百貨店のブラウン・トーマスやアーノッツなどの百貨店、カタログ販売のアーゴス、イーソンズなどの本屋がオンライン・ショッピング・サービスを停止しています。

 

ブーツなどの大手薬局チェーンはオンラインのオーダーを受け付けていますが、購入が殺到しているので配達が遅れるとのこと。

 

やはり、倉庫で働く人々を感染の危険にさらすのではないかということが懸念されているみたいです。

 

それから、こちらはイギリスのニュースですが、医師の方が2人、新型コロナウイルスに感染してお亡くなりになったそうです。

 

www.theguardian.com

 

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アイルランドのレトロな店構え

アイルランドのお店の面構え(つらがまえ)といいますか、お店の正面のデザインは、とてもユニークで風情があります。

 

昔の絵葉書とグーグル・マップで、街並みやお店の様子の過去と現在を比べるという記事を以前投稿しました。

 

tarafuku10.hatenablog.com

 

上の記事で取り上げたもの以外にも、大手のポストカード会社がお店を正面から写した写真を使って絵葉書を販売しています。

 

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私もたまに、そそられるお店を見つけると写真を撮ったりします。下の写真は、Gardiner’s Row, Dublin 1 にある、マクナリーズ・ニューズエージェントです。

 

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4、5年前になりますが、クリスマス・マーケットで、額縁に入ったお店の写真を2つほど購入したことがあります。あまりにかっこよかったので、我慢できなかったのと、私の家の近所のお店だったから親近感が湧いたのです。

 

それがこちら。

1枚目。

 

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これは Queen’s Street, Dublin 7 にある JA Buckley (JA バックリー) というお店。このお店はこの写真が撮影された時点ですでにクローズしていたと思います。何を売っていたお店だかはわかりません。

 

現在の Buckley の姿はこちら。

 

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かなり痛めつけられていますね。左下にゴミ袋があるところだけはかわりません。

 

それから2枚目。Meath Street, Dublin 8 にあった Dunne’s (ダンズ)というお肉屋さん。

 

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現在のグーグル・マップには、模様替えして次のような姿で写っています。これはたぶん2019年。左上に For Sale の不動産屋の広告が出ていますね。

 

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そして現在はこうなっています。

 

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きれいに改装されていますね。Dunne’s が入っていたのは写真の右側2/3のところ。現在はまだ何のお店も入っていません。

 

額縁に入った写真を撮影したのはトレバー・フィネガンさんという写真家。Our Type というプロジェクトを立ち上げて、消えゆくレトロなショップフロントを記録に残そうとしているようです。

 

www.ourtype.ie

 

絵葉書も販売していて、私はスティーブンス・グリーン・ショッピング・センターの近くにあるデザイン・グッズ・ショップでたまたま見つけて、何枚か購入しました。

 

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ダブリンにもまだ一部残ってますけど、ドライブで田舎の町を通るときなんかは、こうした古いお店の様子を眺めるのは楽しみです。チェーン店だらけになるのはがっかりしますね。

 

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アイルランドの外出制限令が強化されました。

 

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金曜の夜にバラッカー首相からアナウンスがあり、外出制限令が強化されました。

 

基本的に皆さん、これからの2週間は家にいてください、ということです。例外は、食品の購入、医療・社会福祉関係、必要不可欠な仕事、短時間の運動、”重要な家族の用事” (介護など) です。運動は個人で自宅から2km以内。建設現場も基本的に作業中止。農業はOKです。

 

www.irishtimes.com

 

今日は土曜日と言うこともありますが、私の家の周りも閑散としています。お天気はすごくいいんですけどね。残念です。

 

お昼ごろには、ウチの近所でお巡りさんが検問やっていました。保険や税金のチェックをするための検問はよくありますが、この時間帯にやるのは珍しいですね。不必要に外出している人がいないかチェックする意味もあるのかもしれません。

 

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近所のアーバニティ・カフェがテイクアウト専用で店を開けているのですが、下の写真はその急ごしらえの受け渡しカウンターです。店の入り口に設置されています。

 

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黄色い窓口風のものが見えますが、これは段ボールでできています。COVID19云々と印刷してあるので、おそらく保健所かどこかが配ったものなのでしょう。上部の窓は透明のプラスチックが張ってあって、飛沫が飛ばないようになっています。下側の窓からお金を受け取って商品を渡すという形になります。まあ、ここの場合は左右に隙間があるので、そこから渡してましたけど。

 

それから、こちらは同じくアーバニティのソーシャル・ディスタンシングのサイン。

 

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列を作るときは足跡マークの上に立って、2メートルの距離を保ちましょう、というもの。私はこういう足跡マークを見ると、高校時代にちょっと流行ったハンテンを思い出しますね。ハンテン、今もう聞かないですよね。

 

 

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準ロックダウンが始まって2日目が終わりました。

準ロックダウンが始まって2日目が終わりましたが、街は特に死んだようにはなっていません。建設工事はやっているし、車も普通に走っています。交通量はさすがにいつもより少ないですが。

 

ソーシャル・ディスタンシングの徹底ということで、近所のスーパーはお昼時に7~8人くらいが2~3メートルの間隔で並んで、お店に入るのを待っていました。一度に店に入れる人数を制限しているわけです。ちょっと不思議な光景でした。

 

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また、広場で女の人が3人で井戸端会議をしていたのですが、彼女達も3メートルぐらい離れ、それぞれが正三角形の頂点に立つような形でお話していました。これもおもしろかったです。

 

カフェは Urbanity というお店だけがテイクアウト向けにお店を開けてくれていました。ここのコーヒーはとてもおいしいのでありがたいです。

 

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 話は変わりますが、アイルランドは必需品以外を売る店は営業できないことになっています。ところが、酒屋さんは営業してもいいのです。食品や飲料 (beverage) を売る店はOKという決まりなので、酒も beverage に入るという解釈なのですね。

 

これはまあ、酒が必需品だという解釈というよりも、スーパーが開いているので、その中のお酒セクションで酒は買えるわけです。なのに、専業の酒屋は開店できないと言うのは不公平なので、酒屋もOKにしよか、ということらしいです。

 

イギリスは当初は酒屋は営業してはいけないことになっていたのですが、すぐに方針を転換。これに伴い、北アイルランドの酒屋さんも営業OKになるのではないか、という新聞記事です。

 

www.irishtimes.com

 

アイルランドの酒屋協会は、加盟店に対して、この公衆衛生の危機に乗じて儲けていると受け取られるような言動を慎むようにと忠告しています。

 

たとえば、「地元で買い物をする人が増えたので売り上げは上向いている」とか、「当局の公衆衛生ガイドラインに基づいて責任をもって営業している」とかメディアの取材に対して言うなどです。

 

1週間ほど前に、パブが全面的に営業を取りやめたので、酒屋の売り上げが増えたのですね。そこで、「クリスマスがまた来たみたいだ」などと発言した酒屋があったようなのです。アイルランドは12月25日はパブを含め酒類の販売が禁止されるので、その前日、前々日は酒屋さんの売り上げが上がるのですね。そのことを指しています。

 

ただ、やっぱりこの言い方は無責任だろうということで評判はよくなかったみたいです。

 

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ソーシャル・ディスタンシングの標識

アイルランドではソーシャル・ディスタンシングについて口が酸っぱくなるぐらい言われているわけです。ほんの1週間ほど前まではA4コピー紙をプリントアウトした張り紙やガムテープなど、その場しのぎのものばかりだった。

 

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ところが、2~3日前からちゃんとデザインして印刷したものが出回ってきた。

 

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フェニックス・パークの歩道にはペイントで描かれているし、電光掲示板まで登場していた。

 

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Social Distancing の日本語訳が難しいという話を前にちょっと書きましたが、”Social” だと伝わりにくい、というのはアイルランドの人も同じみたいで、アイルランドGP(家庭医)協会のトップである先生も “Physical Distancing” の方がいい言い方だと言っていましたね。

 

アイルランドの公共放送RTEで時事番組の司会を務めるクレア・バーンさんも陽性反応が出たそうで、月曜日の番組は自己隔離した自宅から司会をこなしていました。(写真左がバーンさん)。

 

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火曜日だったか、グラフトン・ストリートの近くを歩いていたところ、洋服屋さんのショーウィンドウにこんな張り紙がしてありました。

 

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“We’ll Be Back ♡”。いまは厳しい状況が続くけど、これが終わったらまた帰ってくるよ。また会おうね。それまで元気でね。心温まる張り紙じゃないですか。

 

ところが、その隣の飲食店にはこんな張り紙がありました。

 

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”NO CASH. NO CASH. NO STOCK ON SITE. CCTV IN OPERATION”。「お金も貯蔵品も中には何もなし。監視カメラ作動中(だから、泥棒に入るなよ)」。ゴッサム・シティか。

 

 

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アイルランドも準ロックダウン状態に

23日にボリス・ジョンソン首相がUK全土のロックダウンを指示しましたが、24日にはアイルランドも準ロックダウン状態に置かれることがレオ・バラッカー首相から発表されました。

 

www.irishtimes.com

 

必需品を売る店を除いてすべての店はクローズ。飲食店はテイクアウト/デリバリのみ。スポーツの試合は無観客でもだめ。5人以上で集まらないこと。運動で外に出るのはOK。この措置は少なくとも4/19まで続く。

 

アイルランドは有料でサービスのいいプライベートの病院と無料のパブリックの病院の2種類あるのだが、COVID19のパンデミック中は、プライベートの病院も事実上パブリックの病院のように機能する。

 

コロナウイルス危機で職を失った人には、週€350(約42000円)を国が支払う(通常は€203)。これには自営業も含まれる。休業期間も社員を雇用し続ける企業には、週€410を上限として70%を国が負担する。解雇してしまうと、危機が去った後に業務を通常に戻すのに時間がかかるので、それを避けるため。

 

どういう種類の店が営業を許可されるのかがおもしろいのでちょっと列挙してみる。食料品や新聞、安全または衛生に関わる家庭用品を売る店。薬局、眼鏡店、および関連商品を売る店。GSや燃料店。自動車/二輪/自転車の修理。ペット用の食べ物や薬を売る店。クリーニング店。銀行、郵便局。安全に関する消耗品を売る店(作業着など)。住居や事業所の保守/衛生/に必要なハードウェアや、園芸/農業/畜産業に必要な機器/消耗品/ツール。自宅で働く個人や事業所のためのオフィス製品やサービス。家庭向けの電気製品、IT、電話の販売、保守を提供する小売店。

 

工事現場や工場は作業を続けていいそうです。

 

イギリスのロックダウンに比べると少し緩い感じですかね。イギリスは3人以上で集まってはだめ、とかでしたから。衣料品店や電化製品を売る店も閉じなければならなかったはずです。

 

Lockdownは都市封鎖/閉鎖と訳されることが多いようですが、「都市封鎖/閉鎖」はやっぱ違和感大きいですね。まず、田舎も対象になりうるわけだし。封鎖/閉鎖だとある地域への出入りを制限する印象です。だから、中国が武漢を閉鎖したのは都市閉鎖と訳してしっくりきます。

 

しかし、イギリスやアイルランドのLockdownは、上記の説明で分かるとおり、外出制限措置/命令みたいなもの。ある地域をロックダウン(封鎖)するのではなく、その地域に住む人を家の中にロックダウン(閉じ込める)ものだからです。でも、外出制限措置だとLockdownの持つ緊迫感が伝わらないんですよね。日本語化したいのはやまやまですが、日本人が「ロックダウン」というカタカナ語に対する集団免疫を獲得してカタカナで定着するシナリオもあると思います。

 

ちなみに、ジョンソン首相もバラッカー首相もご自身では「ロックダウン」と言う言葉は使っていなかったはずです。

 

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