たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

北アイルランドにある金色の郵便ポスト

 

 

ベルファストに行く途中にシーフォード (Seaforde) という小さな村があるのですが、そこに金色の郵便ポストがあるのでその動画も撮影してきました。動画といっても郵便ポストは動きませんから、三脚で撮影してバックグラウンドで木が揺れたり、車が通りすぎたりという形になります。

 

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このポストは 2012 年のロンドン・パラリンピックで、シーフォード出身のベサニー・ファースさんが金メダルを獲得したことを記念して金色に塗り変えられたものです。

 

今年の東京五輪では、日本でも同様の試みが行われましたし、アイルランドでも金メダルを獲得した人の地元の郵便ポストが金色に塗られました。

 

ファースさんは実は 2012 年はアイルランド代表としてパラリンピックに出場していて、UK代表でないのにポストを金色に塗るのか、とかちょっともめたのですが、最終的にアイルランド代表として金メダリストを獲得したアスリートのために北アイルランドで 3 つのポストが金色に塗られました。

 

ちなみに、ファースさんは 2016 年と 2021 年のパラリンピックはイギリス代表として出場しており、3回の出場で合計 6 個の金メダルを獲得しています。

 

側面には銘板が貼られていますが、そこにはこの金色のポストの由来が英語と展示で書かれています。

 

 

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実はロンドン五輪後の 2013 年にも私はこのポストを見に来たことがあって、そのとき撮った写真がこちら。

 

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2013年



 

ポストが新しくなっていることがわかります。形状が少し変わっていますし、材質も軽量のものになっているようです。

 

ロンドン五輪で金メダルをとったので、このポストは半永久的に金色のままなのか、ファースさんが東京でも金メダルを獲ったのでまた金色に塗られたのか、その辺は定かではありません、

 

 

 

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ベルファストにある緑色の郵便ポスト

 

先日、久しぶりに北アイルランドに行ってきました。主な目的は、西ベルファストのフォールズ・ロードにある緑色の郵便ポストを動画撮影するためです。

 

3 年前に行ったときに見かけたのですが、今回も緑のままでした。

 

ご存じのようにアイルランドの郵便ポストは緑、イギリスの郵便ポストは赤です。西ベルファストカトリック系の住民が多く住む場所。誰かがゲリラ的に緑に塗ってしまったのでしょう。

 

こちらがその郵便ポスト。

 

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イギリスの郵便ポストには、作られたときの君主の紋章が入っています。アイルランドもイギリス統治時代の郵便ポストを色だけ塗り替えてそのまま使っているので、ヴィクトリア女王の時代やエドワード 7 世の時代の郵便ポストは今でもあります。当然のことながら、現在のエリザベス女王の紋章が入った郵便ポストはアイルランド共和国にはありません。

 

西ベルファストの緑の郵便ポストには EIIR というエリザベス女王の紋章が入っています。E はエリザベス、II は二世、R はラテン語で王位を表す Regina の略です。

 

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ところどころ、地の赤い色が見えているのもわかります。

 

また、収集時間を書いたカードにも「Royal Mail」のロゴが入っています。つまり、この緑の郵便ポストは現在も現役で稼働しているポストということになります。

 

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こちらはポストの上部の写真。赤くなっていますが、これは地の赤ではなくて、緑の上から誰かが赤い絵の具をぶっかけています。Wikipedia編集合戦みたいになってますね。

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コブルストーン・パブの建て替え計画は市役所に却下されました

 

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コブルストーン・パブが入っている建物と取り壊して新しくホテルを建てる計画をダブリン市役所が却下しました。この計画が発表されてから抗議運動とかオンライン署名とかが行われていたのですが、とりあえずは反対派が勝利したことになります。ただし、デベロッパーは今回の市役所の決定についてアピールすることができます。

 

www.irishtimes.com

 

スミスフィールドのノース・キング・ストリートに 9 階建てのホテルを建設する許可を求めて申請を出していたのはマロン・エステーツ社。提案された開発計画では、コブルストーンも新しい建物の一部として残されることにはなっていましたが、パブに付属する Backroom というライブ会場や屋外スペースはなくなることになっていました。

 

この計画が明らかになったときから反対運動が起き、700 件近い反対意見が市役所に寄せられ、オンライン署名の数は約 35000 筆に達しました。パブの取り壊しに反対するデモも起きました。反対者の中には、スタニングというバンドのスティーヴ・ウォール、シンフェイン党首のメアリ・ルー・マクドナルド、ソリダリティ/ピープル・ビフォア・プロフィットのリチャード・ボイド国会議員、緑の党のキアラン・カフ欧州議員などもいました。

 

コブルストーン・パブを 30 年以上経営しているトーマス・マリガン氏は、「すばらしい週の始まりだ」とコメントしています。「深く感謝しています。ここ数週間で数多くの支援をいただいて恐縮しています。身動きのとれない状態になったかと思いましたが、どこからともなく多くの人があらわれて助けてくれました。その恩を忘れることはないでしょう」。

 

マリガン氏は不動産デベロッパーが今回の決定についてアピールする権利をもっていることも理解しています。

 

「地権者が開発の方法について考え直してくれるといいのですが。それを望んでします」。

 

ダブリン市役所は建設計画を却下した理由を 4 つほど上げているようです。主に、計画されていた 9 階建てのホテルは規模が大きすぎるし、周りの建築物の特徴と調和がとれないということのようです。また、「トラディショナル音楽のレッスン、リハーサル、パフォーマンスに使われてきたスペースを取り除くことにより、街の文化に関する開発計画の規定に反する」としています。

 

ミュージシャンで「セイヴ・ザ・コブルストーン」キャンペーンを立ち上げたオーウェン・オキャナヴァンさんは、計画が却下されたというニュースを「すばらしい (Brilliant)」と表現し、一般の人々がキャンペーンをサポートしてくれたと言っています。「人々の力が何を成し遂げられるかを見せてくれた。すばらしいニュースだが、まだ終わったわけではない。デベロッパーはアピールすることができる」。

 

オキャナヴァンさんは、キャンペーンが支持された理由を 2 つあげます。「まず、地元のコミュニティやミュージシャンのコミュニティにおけるコブルストーンの重要性。そして、ホテルなどの大規模な開発が進むダブリンの現状を憂う多くの人々にとって我慢の限界がきていたことだ」。

 

10月に行われた抗議集会の様子はこちらです。

 

www.youtube.com

 

 

 

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オミクロン株を受けての入国制限

 

 

南アフリカで見つかった新たな変異株はオミクロン株と名付けられました。イギリスではさっそく新しい感染防止手段が発表されました。アイルランドでもイギリスにならう部分が多いようなのでイギリスの手段について概要をまとめます。

 

www.irishtimes.com

 

イギリスでは既にオミクロン株の感染者が 2 人見つかりました。それを受けて、UK への入国者の全員に PCR 検査が義務付けられることになりました。到着から2日目までに PCR 検査を受け、陰性の結果が出るまで自己隔離する必要があります。オミクロン株に感染した人と濃厚接触した人は、10日間自己隔離する必要があります。

 

また店や公共交通機関でのマスクも強制になります。ブースター・ワクチンの接種対象を広げることも検討しています。これらの手段は 3 週間後に見直される予定。

 

オミクロン株については大騒ぎになっていますが、今の段階では、感染力が強い可能性がある、およびワクチンが効かない可能性がある、ということであって、まだそうであると決まったわけではありません。

 

イギリスのレッド・リストには、南アフリカボツワナレソトエスワティニ (旧スワジランド)、ジンバブエナミビアのほかに、マラウイモザンビークザンビアアンゴラが加わりました。これらの国に 10 日以内に行ったことのある人 (イギリスまたはアイルランドの居住者を除く) はイギリスへの入国を拒否されることになります。入国を許された人は 10 日間の自己隔離が必要となります。

 

ヨーロッパでオミクロン株が見つかったのはベルギーが最初でイギリスが 2 番目。イギリスで見つかった 2 人の旅行履歴とかはまだ明らかになっていません。

 

いろいろと不安は募りますが、ボリス・ジョンソン首相は「今年のクリスマスは許面のクリスマスよりもずっと良いものになる」ことに自信を持っています。

 

www.irishtimes.com

 

また、今日の土曜日、ダブリンでは Covid に関連する制限やワクチン証明書に反対するデモが開かれました。数千人が参加したそうです。スピーチしたレイチェル・ニ・フォーランさんは、ワクチン接種していない人はワクチン接種した人よりも特にリスクは高くないと主張しています。彼女は Covid 証明書や “新しいマイノリティ” (ワクチン接種していない人) に対する差別の奨励に反対するとしています。まともな民主社会では “無理強い” (coersion) は容認できないということのようです。ワクチンを接種していない人に対するヘイト・スピーチは日常のこととなり、急速に増えていると主張しています。また、9 歳以上の子供にマスクを強制しようという動きがあって、それに反対している人もいるようです。

 

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ニューロスとグレイグナマナに行きました

 

 

郵便ポストの動画を撮っている話を以前しましたが、今週の木曜日は晴れるという天気予報でしたので、早起きしてウェックスフォード県のニューロス (New Ross) とキルケニー県のグレイグナマナ (Graignamanagh) という町に行ってきました。

 

2 つとも以前に行ったことのある町です。グレイグナマナにはとても可愛いポストがあります。郵便ポストにはいろんな種類があるのですが、ランプ型というのがあります。これは電信柱とかに結わえ付けられているタイプのポスト。昔は街灯に括り付けられていることが多かったのでランプ型といいます。このタイプの例としてグレイグナマナのポストがいいと思ったので撮影に行きました。

 

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以前見た時はPost などの文字を白く縁取りしてあってそれが可愛かったのですが、それはなくなっていましたね。でもいい絵が撮れて満足です。

 

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2015年

それから、ニューロスには150年程前の六角柱のポストが今でも使われています。その動画も撮ってきましたが、後ろで大きな建設工事をやっていて、あまりいい絵が撮れませんでした。ちょっと残念。ちなみにニューロスは港町で、ケネディ元大統領のひいおじいさんがこの港からアメリカにわたりました。

 

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ニューロスのあたりを車でウロウロしていたら、いい感じの郵便ポストと朽ちかけた給油機があったので、それも写真と動画に納めてきました。

 

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ニューロスでは観光案内所が発行しているご当地絵葉書も購入できて満足です。

 

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南アフリカの新種の変異株

 

 

南アフリカで新しく検出された変異株の感染力が強いということでちょっとした騒ぎになっています。

 

www.irishtimes.com

 

現在主流となっているデルタ株に比べても感染力が強いといわれるこの  B.1.1.529 株は、南アフリカで最も人口の多いハウテン州で見つかったそうです。

 

EU南アフリカからの航空便の即時停止を発表するものとみられています。アイルランドは旅行ガイドラインを更新し、南アフリカへ不要不急の旅行を避けるようにと忠告しています。

 

フランスは南アフリカからの航空便を 48時間にわたって停止することを発表しました。

 

ロイター通信によれば、ベルギーでこの新しい株の感染者がひとり見つかったそうです。

 

ヴァラッカー副首相によれば、昨年のデルタ株についてイギリスとアイルランドは対応が遅れたので、今回はそのようなことがないようにしたいと言っています。

 

新しいガイドラインが今日中に発表されるようですが、南アからの旅行者に対する措置として検討中のものは、ヴィザの制限、強制自宅隔離、PCR 検査の実施などです。

 

いちおうポジティブな話も出しておきますと、モデルなのCEOは、「南アの変異株向けのワクチンは60日以内に発売可能。大量生産するには数か月必要」と言っています。

 

CNBCのメグ・ティレル記者は、「mRNA技術なら南ア変異種に対応するワクチンは簡単に設計できる。現行のワクチンを手直しする必要がない可能性もある」。

 

いま、ユナイテッド・ラグビー・リーグというアイルランドのプロ・チーム (レンスター、マンスター、アルスター、コナハト) が参加するラグビーのリーグ戦をやっています。これは、アイルランドウェールズスコットランド南アフリカのチームが参加するリーグ。昔はケルテック・リーグとかギネス・プロ14とか呼ばれていました。

 

それで、いまマンスターが試合のために南アフリカに滞在しています。今週末にプレトリアでブルズと対戦し、来週はヨハネスブルクでライオンズと対戦する予定だそうです。マンスターの選手の健康に今のところ問題はありませんが、南アフリカからの渡航が制限されるとなると、リーグの今後の日程が乱れるくらいですめば御の字かなという感じしょうか。

 

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マイケル・コリンズが英愛条約の署名に使用した万年筆

 

 

マイケル・コリンズ1921年の英愛条約に署名する際に使用した万年筆が、アイルランド国立博物館コリンズ・バラックで展示されています。条約を結んだときにコリンズが英国側のバーケンヘッド卿に向かって「私は自分の死刑執行令状にサインしたのだ」と有名は台詞を吐いたときに握っていた万年筆です。

 

www.irishtimes.com

 

マイケル・コリンズが条約に署名したのは1921年12月6日の午前2時。場所はダウニング・ストリート10番地です。彼はこのマイケル・ウォーターマンの万年筆をいつも胸ポケットに入れていたそうです。

 

コリンズ・バラックでは現在、英愛条約の100周年を記念して、「Studio & State: The Laverys and the Anglo-Irish Treaty」(アトリエと国: ラヴァリー夫妻と英愛条約) と題する展示を行っています。この展示で最も人気のあるのがコリンズの万年筆だそうです。

 

署名済みの条約の写し、条約賛成派/反対派のビラ、アイルランド代表団が使用したタイプライターも展示されています。

 

今回の展示は、アイルランド国立博物館とヒュー・レーン美術館が合同で企画したもの。

 

ラヴァリー夫妻というのは、画家のジョンとその妻ヘイゼルのこと。ジョンはベルファスト生まれで、スコットランド育ち。Sir の称号を得ています。アイルランド側にもイギリス側にも友人がおり、ロンドンの自宅に条約交渉の主要人物を招いてポートレートを描いたそうです。今回の展示には、彼が描いた条約の主要交渉者のポートレートも含まれます。

 

ちなみに、マイケル・コリンズは長い間座っているのが嫌で、コートも脱がずに絵のモデルとなったそうです。ポケットには拳銃が突っ込んでありました。

 

ジョンのアトリエは両陣営の非公式な会談の場としても使用されたそうです。その会談においては妻のヘイゼルも大きな役割を果たしたといいます。ジョンは彼自身をアーチスト兼外交官だと考え、彼のアトリエは「中立地」だと見なしていたようです。

 

英愛条約の交渉と締結は、20世紀のアイルランドを決定づけるできごととなりました。この条約は平和の架け橋でもあり、市民戦争のきっかけでもありました。ジョン・ラヴァリー卿の絵は、この重要なイベントに関する比類のない記録となっています。

 

この展示のオープニング・イベントに参加したレオ・ヴァラッカー副首相は、英愛条約は平和への踏み石になったとし、この展示はその踏み石がどのように置かれたかを私たちに見せてくれると述べました。また、ラヴァリー夫妻は英国とアイルランド間の調和を推進するためにベストを尽くしたとも述べました。「夫妻の家は、異なる意見を交換し、対立する立場を理解するための安全な非公式の場所だった」。

 

展示は2022年12月まで。入場は無料です。

 

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