たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

演劇「The Brightening Air」

 

ゲート・シアターで演劇「The Brightening Air」を見てきました。「The Weir」などの代表作で知られるアイルランド人劇作家コナー・マクファーソン (Conor McPherson) の新作。初演は去年の春/夏でロンドンの Old Vic 劇場。

 

クリス・オダウド、ブライアン・グリーソン、ショーン・マッギンリーと、アイルランド人の有名俳優が出演。

 

舞台は1980年のカウンティ・スライゴーの酪農家。40代で独身のスティーブンは鉄道の話ばかりしている風変りな妹ビリーと2人で、親から受け継いだ家で静かに暮らしている。そこへ、町で手広く飲食業を営むお調子者で小狡い兄ダーモットと、昔は神父をしていたのだが今は破門になって認知能力も少し衰えた叔父のピエールが訪ねてきてひと悶着が起きる。ダーモットは自分のカフェの店員でどうやら深い関係にある二十歳そこそこのフレイヤを連れて来る。当然のことながら妻のリディアとの折り合いは悪い。リディアはスティーブンに惹かれているようだ。ピエールは住み込みのハウスキーパーであるエリザベスに伴われている。エリザベスとスティーブンは大人の関係にある。牛の世話で雇われている近所の青年ブレンダンはビリーに恋心を抱いていたのだが、どうやらフレイヤに心変わりしそう。劇が進むにつれてダーモットとピエールが訪ねてきた理由が明らかになっていく。

 

口八丁手八丁のオダウド、シリアス演技のグリーソン、まだら呆けの老人を絶妙に演じるマッギンリーと、三者三様の芝居が楽しめました。

 

公演は8月30日まで。ほとんどの回でソールド・アウトだったのだが、ラッキーにもたまたま空きが出たみたいで前日にチケットを購入できた。

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

日愛国交樹立60周年記念(?)のバッジ

 

Adverts.ie というアイルランドの売ります・買いますサイトで、バッジを買いました。3 ユーロ。アイテムの説明としては「Japan-Ireland pin bagde」とあるだけ。

 

バッジの左側は赤い半円。これはおそらく日の丸の赤い部分を半分にしたもの。右側にはアイルランドの象徴であるハープとシャムロックが描かれている。左側には 60 という数字と「years」「年」という文字が見える。

 

おそらくはアイルランドと日本が国交を結んで 60 周年を記念して作られたものでしょう。Ireland Japan Association という主にビジネス関係の人を中心とした親睦団体があるので、ここが作って配ったのかもしれない。大使館とかがこういうことをするイメージはあまりないから。

 

で、日本とアイルランドが国交を結んだのは 1957 年。とすると 2017 年に作られたものか。日本はアイルランドが東アジアではじめて国交を結んだ国だそうだ。

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

ミュージカル「アニー」

ボード・ガシュ・エナジー・シアターでミュージカル「アニー」を見てきました。

 

「アニー」というタイトルと赤毛の少女の画像は私もよく知っていますが、実際にどういうストーリーなのかは全然知りませんでした。子供むけというイメージもあって、あまり興味がなかったかもしれません。日本では元衆議院議員の山尾志桜里さんが子役としてアニーを演じていたこともよく知られています (東京新聞の名物記者・望月衣塑子さんもアニーを演じたといわれますが、こちらはアマチュアの児童劇団の話らしい)。

 

(あらすじ)

時代設定はアメリカの1930年代。大恐慌の時代ですね。孤児院で暮らしているアニーは本当の両親がいつか迎えにきてくれると信じている。両親を探すために孤児院を抜け出すアニーだが、すぐにつかまって連れ戻される。大富豪の秘書が孤児院を訪れ、クリスマスの時期に孤児を1人、大富豪宅に招待するということで、アニーに白羽の矢が立つ。大富豪はアニーの両親を見つけるためにラジオ番組に出演して 5万ドルの賞金を約束する。ホワイトハウスを訪れフランクリン・ルーズベルト大統領にも協力を依頼する。賞金に目がくらんだ孤児院院長の弟とその愛人がアニーの両親に成りすましてアニーを引き取ろうとするのだが、FBI の調査により本当の両親は既に事故で他界していることが判明。弟とその愛人、そして孤児院院長は逮捕される。アニーは大富豪に養子として迎えられてハッピーエンド。アニーの楽観的で前向きな姿勢に触発されて、大統領がニュー・ディール政策を発表するところが圧巻ですね。

 

夜の回でしたが、小学生くらいの子供たちもいっぱい来ていました。圧倒的に女の子が多くて 9 対 1 くらいの割合ではなかったでしょうか。

 

ダブリン公演は8月16日まで。

 

 

ダブリンの日食

アイルランドで日食が見られるということでちょっと話題になっていたんだけど、あまり気にとめずにいました。それが昨日 (8/12) だったんですね。昼間にグラフトンの近くを歩いていたら、メガネ屋さんだかサングラス専門店だかに「日食用のメガネはありません」と手書きの張り紙がしてあった。

 

夜 7 時ごろに用があったので外に出てみると、雰囲気がちょっとおかしい。この時期の夜 7 時はまだ全然明るいのですが、光の具合が普段とちがうのです。晴れてるときのそれでもないし、曇りのときのそれでもない。ちょっとオレンジがかっているというか、黄色がかっているというか。

 

しばらく歩いているうちに、空を見上げている人が何人もいたので、ああ日食だなと気づきました。

 

もちろん私は日食用メガネは持ってなかったのですが、直接太陽を見てみると、確かに下のほうがちょっと欠けているように見える。でも言われないとわからないぐらいかな。とりあえず写真は撮りました。

 

パーネル・ストリートのあたりでは、人が集まってみんなで空を眺めていた。

 

新聞記事によると、フェニックス・パークやスティーブンス・グリーンなどには日食を観察しようとたくさんの人が詰めかけていたそうだ。カモメたちも異変に気付いてエサをあさるのをやめるなど、とまどっていたと書いてある。

www.irishtimes.com

 

Wikipedia の記事によると、今回、皆既日食が見られたはグリーンランド、アイスランド、スペイン、ポルトガル。

 

アイルランドは部分日食ですが 90% 以上と大部分が隠れました。ダブリンでの日食の始まりは 18:12、最大時は 19:10、終わりが 20:05。

 

次にアイルランドで大きな日食が見られるのは 2090 年だそうです。

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

王立救命艇協会 (RNLI)

ウェックスフォード県のコータウンに行ったときに、王立救命艇協会 (RNLI) のショップがあったので寄ってみました。王立救命艇協会は Royal National Lifeboat Institute のことで、イギリスとアイルランドで、海などでの救命活動を行うボランティア組織。溺れないようにするにはどうするかなどの啓もう活動も行っています。本部はイギリスにあります。この組織は19世紀から存在するので、アイルランドが独立しても組織はそのまま残ったということでしょう。

 

ボランティア組織のショップというとセコンドハンドのものを置いてあることが多いですが、RNLI は独自に商品を作って売っているのです。けっこうモノがいいらしいです。

 

そしたらですね、思いがけずポストカードを見つけてしまいました。コータウン支部で使用されている救命艇の絵葉書です。どうも支部ごとに救命艇の絵葉書を作っているみたい。もちろん買いました。

 

あとRNLIのヘルメットをかぶった木製の鳥の人形がいくつかあって、迷った末に1つ買ってしまいました。アヒルの人形。1854年に発明された世界初の救命胴衣を身に付けています。コルク製だったそうです。元の値段は 40 ユーロちょっとだったのですが 30 ユーロに値下げしていました。チャリティ系の店ではやはり財布の紐が緩んでしまいます。あとはペンギンなんかもありましたよ。

 

 

ダンレアリにも RNLI のショップがあるんですね。こちらにも絵葉書があるんじゃないかと思って、おとといの日曜日に行ってきました。2 種類ありましたのでゲット。久しぶりのダンレアリ。賑わっていました。初めて Teddy's のソフトクリームを食べました。

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

海辺のリゾート: コータウン (ウェックスフォード県)

 

先日、友人とウェックスフォードのコータウン (Courtown) という町に行ってきました。ダブリンから車で90分くらい。

 

コータウンのような町を形容するのにぴったりとした日本語がなくて困ります。海のそばにあって、砂浜があって、娯楽施設があって、夏は近郊に住む人がだいたい日帰りで遊びに来る場所。日本でいえば海水浴場が一番近いと思うのだが、こちらの人はあまり海水浴をしているイメージがありません。英語だと Seaside resort などとも言うらしいのだが、「リゾート」と聞くともっと仰々しいコート・ダジュールみたいなところを想像してしまう。ホリデー・タウンと言っても、日帰り旅行を「ホリデー」と呼んでいいのかどうか迷います。

 

つまり、コータウンとはそういう町です。

 

ダブリンっ子にとって、こういう町で最初に頭に浮かぶのはブレイ (Bray) だと思いますが、コータウンは規模をかなりコンパクトにした感じ。しかし、私が行ったのは日曜日ということもあり、人がいっぱいきていて楽しい雰囲気にあふれていました。

 

まず、友人にソフトクリームをごちそうしてもらいました。

 

ゲームセンター、ボーリング場、土産物屋、食べ物屋さんなどが集まる中心部はコンパクトにまとまっています。海沿いの堤防にそって散歩することもできます。それだけかな、と思っていたら、ちょっと奥に入ったところに大き目の観光施設が 2 つもありました。

 

1つは Pirates Cove というアクティビティ・センター。ボーリング、パット・ゴルフ、カジノなどの定番のほかに、野外でのシューティング系アクティビティ、やわらかいバンパーのついたボートに乗ってプールで遊ぶやつ、大きい透明のボールの中に人が入って水の上で回転するやつ、などなど、ほかではちょっと体験できないようなアクティビティもあります。

 

こちらのチューチュー・トレインも Pirates Cove のアトラクションの1つ。

 

もう1つのエンターテイメント施設は、こちらはよくあるフェアグラウンド風のやつです。

 

以下、私が気になったもの。

アイルランドで (たぶん) 一番かわいい警察署

路傍の給油機

2か国語看板。フライドポテトはぜったいマックを意識してるでしょ

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ

コーヒーの値上がり

私はだいたいコーヒーを毎日 2 杯飲みます。朝と昼です。いつも 8oz のカプチーノ。8oz は小さめのカップ。一般的には 12oz がレギュラー・サイズと呼ばれるのではないでしょうか。基本的にはテイクアウト。よく行く店は 2 軒あって、Luas のスミスフィールド駅のそばにある Proper Order という店と、スミスフィールド・スクエアの中ほどにある Oxmantown という店です。

 

お値段は Proper Order の方が 4.15 ユーロ。Oxmantown の方は昨日まで 3.80 ユーロだったのですが、今日から 4.40 ユーロに値上がりしました。15% 以上の値上がりです。これは思い切って上げてきましたね。私はだいたいいつも 10% チップを払うので、ほぼ 5 ユーロとなります。

 

私がカプチーノを毎日飲み始めたのは 25 年ほど前になります。タバコをやめたんですね。そのご褒美として、毎朝カプチーノとクロワッサンを食べるようになりました。カプチーノとクロワッサンを足してもタバコ1箱より安かったはず。今はクロワッサン含むペイストリーはときどきしか食べません。当時はボールスブリッジに事務所があったので、ペンブローク・ロード、ランズダウン・ロード、ノーサンプトン・ロードが交わるところにあったオブライエンズのキオスクで、毎朝カプチーノとクロワッサンとアイリッシュ・タイムズを買っていました。カプチーノの値段は 2.50 ポンドぐらいだったと記憶しています。1アイリッシュポンドは約1.26ユーロです。ユーロへの切り替えは2002年です。

 

私が通っていた当時のボールスブリッジ・キオスクはこちら (2007年の写真)。↓

 

このキオスクは、1920年代からダブリン消防局のはしご置き場として使用されていました。このキオスクはランドマークなので売買記録も新聞記事に残っています。1989年に132,000 ポンドで売買が成立。これはダブリンの単位面積あたりの不動産価格としては当時の最高額だったそうです。オブライエンズは1996年から25年間のリース契約を結んでいたんですが、2009年に一度経営破綻したんですよね。そのときにリース契約も売っちゃったんだと思います。グーグル・マップで調べると、2009年と2012年の間に別のコーヒーショップに変わっています。

 

不動産としては1998年に250,000 ポンドで売却され、2015年には 250,000 ユーロで売買されたという記事が出ています。2017年にはアイルランドのスターバックスを展開しているバトラー兄弟が 330,000 ユーロで購入したと報道されました。ところが、どういうわけかここがスターバックスの店舗になることはありませんでした。グーグル・マップによれば、少なくとも2021年以降は空き家です。バトラー兄弟もいろいろあってアイルランドの会社の取締役になることを5年間禁止されるという措置を受けています (2025年)。

 

コーヒーの値上がりについて書くつもりが、ボールスブリッジ・キオスクの歴史の話になってしまった。物価高、たいへんです。はい。

 

 

アイルランド情報 人気ブログランキング - 海外生活ブログ