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シェッド蒸留所のビジター・センターが 9 月にオープン

リートリム県にあるシェッド蒸留所のビジター・センターが 9 月にオープンします。新型コロナウイルスの影響で製品の売り上げには悪い影響が出ており、海外からの観光客の訪問は少なくとも今年はあまり見込めませんが、思い切りチャレンジしていくようです。その心意気やよし。

 

アイリッシュ・タイムズ紙の記事 を翻訳してご紹介します。

 

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(翻訳ここから)

リートリム県のシェッド蒸留所: 300 万ユーロを投資したビジター・センターが来月オープン

文: キアラン・ハンコック (Ciaran Hancock)

2020 年 8 月 12 日

 

リートリム県のシェッド蒸留所を所有する一族は、同社のドラムシャンボ・ジンやウイスキー製品をテイスティングする観光客がほとんどいない状況の中で、300 万ユーロ (約 2 億 3000 万円) をかけて作ったビジター・センターの営業開始を決定した。

 

 

同蒸留所のマネージング・ディレクターで設立者のパット・リグニー氏は、アイリッシュ・タイムズ紙のポッドキャストである「インサイド・ビジネス」で次のように語った。「オープンするというのは重大な決断だった。6月1日のオープンを目指していたが、(新型コロナの制限により) 予定の変更を余儀なくされた。しかし、9月10日にオープンすることを決定した。オープンに向けて全力を尽くすことが非常に重要だ。士気を高めるためにも重要だし、ドラムシャンボの村やリートリム県の人々、そして私たちを応援してくれるすべての人との関係を築くためにも重要だ」

 

「明るい面を見れば、アイルランドの地方にはたくさんの (国内からの) 旅行者が訪れている。9月から12月にかけて、私たちの蒸留所にも多くの人が訪問してくれることを期待している」

 

 

リグニー氏は、「数百人、できれば数千人」がビジター・センターを訪れることを願っている。「2021年には、25,000人から30,000人の訪問者を期待している」。フル稼働になれば、この施設では 20 人のスタッフが雇用される。

 

 

2014年に設立されたシェッド蒸留所は、ドラムシャンボー・ガンパウダーアイリッシュ・ジンを製造していることでよく知られているが、先日、シングル・ポット・スティルのアイリッシュウイスキーの発売も開始した。

 

 

ジンの売り上げ

 

昨年のジンの年間販売本数は100万ボトルを上回っており、パンデミックが始まるまでは、140万ボトルという2020年の販売目標も達成確実なペースで売り上げも伸びていた。「言うまでもなく、世界を覆うこの状況に私たちも影響を受けている。旅行者向け小売り (訳注: おそらくデューティ・フリーの売り上げも含むと思われる) の売り上げはおそらく 90% ほど減少しており、これは当社の事業には大きな打撃だ。事業のやり方に、これまで以上に工夫が必要だ」

 

 

2019年9月末までの会計年度で、同社は 710 万ユーロの売り上げを計上した。今年度の売り上げは 800 万ユーロを超えるとリグニー氏は予測している。「新型コロナにより、成長の勢いは約半分に削がれた」。今年の成長は 10 ~ 15% に留まると彼は見ている。

 

「3月までは好調に推移していた。60か国でジンを販売しているが、新型コロナの問題が発生するまで、売り上げは絶好調だった。現在の状況が厳しいことは間違いない。この困難な状況が過ぎ去った後、すべての市場で目覚ましい成長を取り戻すことができると考えている。難しいことはわかっているが、懸命に取り組み、工夫を重ねる必要がある」

 

(翻訳ここまで)

 

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