たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

アイリッシュ・ウイスキー

ロックダウンが明けはじめ、アイリッシュ・ウイスキー蒸留所の見学ツアーも再開しています

2020年7月16日のアイリッシュ・タイムズ紙に、ロックダウンが明け始めて、活気を取り戻すアイリッシュ・ウイスキーの蒸留所やビジター・センターについての記事が掲載されていたので訳してみました。 記事といっても、こちらは広告記事です。Irish Whiskey 3…

キルベガン蒸留所の見学ツアー

キルベガン (Kilbeggan) は、ダブリンから西に車を 1 時間ほど走らせたところにある、ウェストミーズ県の小さな町です。競馬場とウイスキーの蒸留所があります。 このキルベガン蒸留所は、1757年にマシュー・マクマナスという男によって設立されました。蒸留…

ブッシュミルズ蒸留所の見学ツアー

昨年の6月のはじめに、北アイルランドのブッシュミルズ蒸留所に行ってきました。今回は、そのときの様子を書きます。 私の住むダブリンから北アイルランドの首都であるベルファストまでは車で2時間半ほど。このくらいの距離だと日帰りは苦になりません。しか…

最新のアイリッシュ・ウイスキー: ヴェルヴェット・キャップ

ウォーターフォード県 (County Waterford) のバリーダフ・アッパー (Ballyduff Upper) という小さな村にあるブラックウォーター蒸留所は、2014年に設立された新しい蒸留所。その名前は、近くを流れるブラックウォーター川にちなんでいます。 これまでは、ジ…

アイリッシュ・ウイスキーとクラフト・ビールのコラボ

私はいろいろとお酒関係のものを収集しているのですが、パブに行くとテーブルに置いてあるビアマットもその1つです。ちなみに、プラスチックなどでできていて、何度も使えるものはコースターと呼ばれ、紙製の使い捨てのものはビアマットと呼ばれます。 いろ…

父の日ギフト & ゲーム・オブ・スローンズのミニ・ボトル・セット

6月21日の日曜日は父の日ですね。 ダブリンにあるザ・ヘッドラインというパブで、父の日向けのギフト・セットを販売していたので買ってきました。私の父親は10年近く前に他界しておりますので、完全に自分向けです。 ギフト・セットの内容は、18年モノのシン…

新しいアイリッシュ・ウイスキーを試飲する

2020年6月16日のアイリッシュ・タイムズ紙に、ウイスキー担当記者のジョン・ウイルソン氏が新しい5つのアイリッシュ・ウイスキーを試飲する記事 が掲載されていたのでご紹介します。 (翻訳ここから) 新しいアイリッシュ・ウイスキーを試飲する: ドラムシャン…

ジョン・ティーリング物語

1987年にクーリー蒸留所をオープンし、アイリッシュ・ウイスキーを復活させた男として知られるジョン・ティーリング氏。彼のインタビュー記事が、2019年2月28日のアイリッシュ・インデペンデント紙に掲載されていたので翻訳しました。 彼は鉱業の世界にも関…

日本に輸入された最初のウイスキーはアイリッシュ? 猫印ウイスキー

明治に元号が変わる前後から、外国人居住地に住む外国人向けにはさまざまなウイスキーが持ち込まれていたようなのですが、日本人への販売を目的として初めて輸入されたウイスキーは、1871 年に横浜山下町のカルノー商会が取り扱った「猫印ウヰスキー」である…

「レッドブレスト・ドリーム・カスク」のサード・エディション

今回もアイリッシュ・タイムズに掲載された記事を翻訳してご紹介します。2020年6月2日(火)に掲載された「ウイスキー: 新しいレッドブレスト・ドリーム・エディション」という記事です。 アイリッシュ・ディスティラーズ社が「レッドブレスト」のブランドのも…

最も高価なアイリッシュ・ウイスキー: 1本35,000ユーロ

少し古い記事になりますが(2020年2月18日公開)、ミドルトンの旧蒸留所で生産された45年物のウイスキーが発売になるというニュースがありました。お値段は1本35,000ユーロ(約420万円)。48本限定です。おそらく史上最高額のアイリッシュ・ウイスキーだろうとの…

2019年アイリッシュ・ウイスキーの販売量。ジェムソンが引き続きトップ。コナー・マクレガーのプロパーNo. 12が4位に躍進。

2020年6月1日付のアイリッシュタイムズに、アイリッシュ・ウイスキーの2019年の全体的な販売量や銘柄別の販売量について記事が掲載されていましたのでご紹介します。見出しは、「アイリッシュ・ウイスキーの販売量が、年間1,200万ケースのマイルストーンに近…

1875年のダブリン・リバティーズ地区の大火事の話

1875年にダブリンのリバティーズ地区で大火事が発生しました。当時のダブリンはウイスキーの世界ナンバー1の生産地。今のティーリング蒸留所あたりにあった、マローンズというウイスキー等の保税倉庫から出火します。 火事が発生したのは6月18日金曜日の夜の…

旧ミドルトン蒸留所の見学ツアー

2019年2月、もう1年以上前のことになりますが、コーク県ミドルトンにあるジェムソンの蒸留所を見学に行ってきました。テイスティングでウイスキーも飲むだろうし、ということで、ほんとうに久しぶりに鉄道を使って日帰り旅行をしたのです。そのときのことを…

新型コロナウイルスがアイリッシュ・ウイスキー業界に与える影響

2020年5月15日付のアイリッシュ・タイムズ紙に、「アイリッシュ・ウイスキーの売り上げに悪影響。400人の職が失われる可能性」という記事が掲載されていたので、かいつまんでご紹介します。 アイリッシュ・ウイスキーの2019年の年間売り上げは1億3700万本を…

キナハンズ・ウイスキー

私はときどきオークションでウイスキー関係の昔の広告やパブミラーを買ったりします。こちらは、5年ほど前にあるオークションで買った額縁入りのウイスキーのポスターです。 思いのほか安く競り落とせて、ハンマー・プライスが20ユーロだったと記憶していま…

アイリッシュ・ウイスキーの発展を促すための税制改革の提案

アイルランドは酒税が高いので、ウイスキーも高いです。先日、スーパーマーケットのテスコに行って調べてきたんですが、スタンダードの700ml入りだと、ジェムソンが25ユーロ、パワーが22ユーロ、ブッシュミルズ、パディー、タラモアデューが20ユーロでした。…

ロウ&コ蒸留所

2019年の夏の終わりにオープンしたロウ&コ (Roe & Co Distillery) 蒸留所は、リバティーズ地区で操業する4番目の蒸留所となりました。 ロウ&コ蒸留所は、ディアジオ社が親会社です。ご存じのようにディアジオ社は、アイルランドのビール会社であるギネスと、…

ダブリン・リバティーズ蒸留所

今回は、リバティーズ地区に3番目の蒸留所としてオープンしたダブリン・リバティーズ蒸留所についてご紹介します。 ダブリン・リバティーズ蒸留所は、クイントエッセンシャル・ブランズ (Quintessential Brands) 社がオーナーです。ロンドンに本拠を置く同社…

ピアース・ライオンズ蒸留所

ダブリンのリバティーズ地区にティーリング蒸留所に次いで産声を上げたのが、ピアース・ライオンズ蒸留所 (Pearce Lyons Distillery) です。2017年秋にオープンしたこの蒸留所は、新しい会社とは思えないほど豊富な歴史とエピソードに彩られています。 まず…

ティーリング蒸留所

ティーリング(Teeling)蒸留所は、ジャックとスティーブンのティーリング兄弟により、2015年に操業が開始されました。ダブリンでウイスキー蒸留所が稼働するのは、1976年にジョンズ・レーン蒸留所が閉鎖されて以来、ほぼ40年ぶり。ダブリンに新しい蒸留所がオ…

ゴールデン・トライアングルと呼ばれたリバティーズ地区

リバティーズ(The Liberties)は、ダブリンの中心部から南西に徒歩で20分ほどの場所にあります。18世紀の終わりごろからウイスキーの蒸留やビールの醸造が盛んであり、1880年頃には、世界最大のビール醸造所であるギネスと世界最大のウイスキー蒸留所であるジ…

かつての輝きを取り戻しつつあるアイリッシュ・ウイスキー

ここ10年ほどのアイリッシュ・ウイスキーの復興は目覚ましいわけです。 現在アイルランド島には、稼働中、建設中、承認待ちの蒸留所を合わせると蒸留所が約35あります。ジェムソンなどを製造するアイリッシュ・ディスティラーズ社のニュー・ミドルトン蒸留所…