
ペティゴーは、共和国のドニゴール県と北のファーマナ県にまたがっています。いちおうファーマナ側の集落は公式にはタリーハモンという名前があるらしいのですが、北愛側でも道路標識はペティゴーとなっています (綴りは Pettigo と Pettigoe の両方がある)。

このあたりはターモン川 (Termon River) が北と南を分けているのですが、次の写真は北アイルランド側から橋の向こうの共和国の入り口を写したものです。

緑と黄色はドニゴール県の色です。こっからはドニゴールだぞ、という主張が見てとれます。ただし、この季節はゲーリック・フットボールとハーリングの県対抗チャンピオンシップが行われるので、年中こんな感じなのかどうかはわかりません。
しかし、町中、ドニゴール・カラーに染まっています。


さて、郵便ポスト好きの興味としては、イギリスの赤いポストとアイルランドの緑のポストが共存する町だということです。
緑のポストから赤いポストまでの道のりをノーカットで撮影してみました。
歩いてきっかり 200 歩でした。
そのあと、近くにダーグ湖 (Lough Derg) というキリスト教の巡礼の地があるということで足を伸ばしてみました。
伝説によれば、この湖に浮かぶステーション島で、キリストが聖パトリックに地獄の入口を示し、これを見せれば改宗者たちもあなたを信じるだろうと勇気づけたとか。聖パトリックの煉獄 (St Patrick's Purgatory) として知られているらしいです。
入口はこんな感じ。

聖パトリック像の向こうに見える島に、いろいろな施設が立ち並んでいるのがわかると思います。

浅草みたいに、宗教施設なんだけど観光で行っても楽しめる場所みたいに甘く考えていたのですが、少なくとも 1 日かけて訪れないといけないガチの巡礼地だったので、すごすごと退散しました。