たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

熊本

3月21日。熊本市へ。熊本ではやりたいことが2つありました。熊本城へ行くことと長崎次郎書店に行くことです。

 

まず熊本城へ。ご存じのように熊本城は2016年の熊本地震で大きな被害を受けました。現在も修復作業は進んでいますが、天守閣の修復はおわって一般公開されています。お城全体が完全に元通りになるのは2052年の予定だそうです。

 

熊本城は敷地も広いですし、天守閣自体も大きいです。天守閣は外観を復元したものですが、櫓・門・塀・石垣などは当時のものが残っています。天守閣の中は博物館になっていて、展示は充実しています。熊本城の元の天守閣がいつ焼失したかというと、西南戦争のときだそうです。なんとなく第二次世界大戦の空襲で焼けたのかと思っていたのですが、それは誤りでした。

 

熊本城を後にして長崎次郎書店へ。この本屋さんは明治7年の創業。歴史を感じさせる建物は大正13年に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。すぐそばを路面電車が通っていて郷愁をそそります。リービ英雄の『日本語の勝利・アイデンティティーズ』を購入しました。

 

2階が喫茶室になっていてそこにも行きたかったのですが、3時半まで貸し切りとのこと。そこで路面電車にのって熊本市現代美術館でやっているミュシャ展を観に行きました。2005年頃にプラハミュシャ美術館に行ったことがあるのですが、今回はそれもりもずっと展示品が多い印象です。ミュシャと同郷の熱烈な収集家の方がいて、その方の収集品が初めて公開されたのが2009年のこと。その方の収集品が今回の展覧会の半分以上を占めます。ポスターだけでなく、14歳の頃のイラストや菓子のパッケージ、大作『スラブ叙事詩』の習作などが展示されていました。

 

さて、長崎次郎書店に戻ってきて喫茶室に入ります。貸し切りが終わるのを待っていた人が多かったのか3時半ちょっとすぎに行ったらほぼ満席でした。中は広々とした空間のレトロな雰囲気。私は欲張ってコーヒーとコーヒーゼリーの両方を頼みました。買えりにカウンターに置いてあった『旅する喫茶店』という本と絵葉書を買いました。

 

つい先日の話ですが、残念ながらこの長崎次郎書店が6月30日で閉店するという発表がありました。行ったばかりのお店が閉店してしまうのはさみしいですね。喫茶室の方はこれまで通り営業を続けるそうです。

 

夜は繁華街に食事に出たのですが、熊本の町は大きいですね。アーケード街が延々と続きますし、未来都市みたいなショッピングセンターもありました。今は九州の中心といえば福岡ということになっていますが、かつては熊本、長崎、鹿児島まども福岡と肩を並べる規模だったんですね。特に熊本には国の出先機関も数多く置かれていたようです。

 

昼は熊本城近くの勧業館食堂というところで「ひのくに定食」、夜はアーケード街の築地すしせんという店で鉄火丼を食べました。宿は熊本駅横の東横イン

 

長崎次郎書店

熊本城

 

熊本城

くまもん


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