赤ちゃんの名前ランキングみたいなのは、日本だと生命保険会社あたりが発表しますけど、アイルランドは国の機関である中央統計局がアイルランドで生まれた全員の赤ちゃんを対象にデータをとって発表しますから、これはもう国勢調査並みのガチの統計です。
まず、2011 年に生まれた男の子(総数は38223人)の名前トップ５ 。
1. Jack (ジャック、840人)
2. James (ジェームズ、796 人)
3. Sean (ショーン、755 人)
4. Daniel (ダニエル、711 人)
5. Conor (コナー、709 人)
1. Jack (ジャック、840人)
2. James (ジェームズ、796 人)
3. Sean (ショーン、755 人)
4. Daniel (ダニエル、711 人)
5. Conor (コナー、709 人)
続きまして女の子(総数は36427人)。
1. Emily (エミリー、596人)
2. Sophie (ソフィー、582 人)
3. Emma (エマ、562 人)
4. Grace (グレース、503 人)
5. Lily (リリー、496 人)
1. Emily (エミリー、596人)
2. Sophie (ソフィー、582 人)
3. Emma (エマ、562 人)
4. Grace (グレース、503 人)
5. Lily (リリー、496 人)
男の子はマイケルとかジョンが多いかと思いましたが、トップ５には入ってないですね。女の子のトップ５も、私にとっては結構意外です。
ジャックはこれで５年連続の首位。ジャック、ショーン、コナー、ジェイムズは1998年以来トップ５を維持しているそうです。
去年の２位だったエミリーはトップだったソフィーを抑えて首位に立ちました。
女の子の名前の方が男の子より流行り廃りが激しいそうですが、エマは2000年以来トップ５をキープしています。リリーは今年初めてのトップ５入りです。
逆に Sarah (セーラ) は13年守ってきたトップ５から滑り落ちて６位になりました。
今年初めてトップ100に入った男の子の名前は、Mason (メイソン)、Donnacha (ドナカ)、Tommy (トミー)、Zack (ザック)。ドナカが増えたのは、たぶん有名なラグビー選手のせいだな。
女の子の名前で初めてトップ100入りを果たしたのはLexi (レクシ) だけ。この名前はいままで聞いたことなかったです。
名前の種類は女の子の方が多くて全部で4810種類。男の子は3801種類。
トップ２０の中でアイルランド語の女の子の名前はCaoimhe (キーヴァ) と Saoirse (シアーシャ)の２つ。シアーシャはたぶん女優のシアーシャ・ローナンの影響かな。男の子の方は、Sean (ショーン)、Cian (キアン)、Oisin (オイシン)、Liam (リアム) の４つです。
アイルランドの両親から生まれた男の子の名前で多いのは、コナー、ジャック、ジェームズ。両親がイギリス人の場合はRyan (ライアン)が一番多い。両親がイギリス人で女の赤ちゃんの場合はRuby (ルビー)が一番多い。
他のEU諸国のお父さん・お母さんの子供は、男の子だったらAaron (アーロン)、Leon (レオン)、Louis(ルイ)、Luca (ルカ)、Samuel (サミュエル)が多くて、女の子だったらRebecca (レベッカ)とJulia (ジュリア)がポピュラーです。
EU以外の国の人の赤ちゃんの名前で最も人気があったのは、Muhammad (ムハマド)とSarah (セーラ)でした。
ここまで、アイリッシュタイムズ紙の記事からまとめましたが、34 行 × 3 列の小さなスペースに、ここまで情報を詰め込むのは、ある意味、鬼気迫るものがあります。上記以外にも、地域別の人気とか、アイリッシュタイムズ紙の「生誕おめでとう」パーソナル広告を基にしたデータまでまとめてきているし。しかも読者が飽きないように文章にも工夫を凝らしてあるので、ここまで気合い入れて書いてくれるんだったら、お金出して新聞を買う価値あると思いました。
Jack still a man of all trades as name tops baby list for fifth year
