たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

詐欺の手口

もろもろ忙しくて、ブログ更新がおろそかになっております。すみません。

 

先週末に友だちとパブに行ったのですが、そのときに聞いた話を書きます。

 

ダブリンでは泥棒とかそういう小さな犯罪はけっこう多いのですが、盗品を売りさばくのに、道で声をかけられることがあります。

 

私も、停まっていた車の横を通りがかったら、助手席のお兄ちゃんから「カムコーダーあるんだけどいらない」と言われたことがあります。もちろん無視しました。

 

でも、その友だちは、「ラップトップコンピュータ要らない?」と聞かれて、興味をもってしまったそうです。

 

相手は車に乗った2人組。ブツは SONY の VAIO です。

 

友だちも面倒に巻き込まれるのは嫌だったので、「盗品じゃないの?」と聞いたのですが、「正規に買ったものだ」と言って、領収書を見せてくれます。コンピュータをケースから取り出し、電源を入れ、実際に動かしてみせます。それから、コンピュータを裏返してシリアル番号が領収書のものと一致することも確認させてくれます。

 

値段を聞くと 250 ユーロ。なんでそんなに安いのかと聞いたら、クレジットカードがむにゃむにゃ。現金がすぐに必要ということでしょう。

 

値段を交渉したのですが、250 ユーロからはまからないと。現金の持ち合わせがなかったので、近くのコンビニにお金をおろしに行きます。2人組のひとりが付いてきて、もうひとりは車に残ります。

 

お金をおろして車のところに戻ってくると、残っていた男がケースを用意して待っています。お金を渡してケースを受け取ると、2人組は車でぴゅーっと去って行きました。そして、ケースを開けてみたら、コンピュータじゃなくて、ちょうどいい重さの木のパネルが入っていました。

 

これ、250 ユーロっていう値段もいいんですよね。こっちの人はこんな大金は普通持ち歩いていないので、まず間違いなくお金をおろしに行かないといけないわけです。その間にすり替えると。金額が大き過ぎると今度はお金をおろせません。こちらの1日の引き下ろし限度額は 300 ユーロぐらいですから。

 

日本人はこういう話ははなから無視する人が多いと思うので、引っかからないとは思いますけど、まあ注意するに越したことはないです。