眞子様がもうすぐダブリンにやってきて英語の勉強をするらしいです。金曜日のアイリッシュ・タイムズ紙の一面の下部に記事が載っていました。外国で日本の皇室がどのように報道されているかっていう例として面白いと思ったので、短い記事だし、全文をちょっと訳してみました。英語の記事のニュアンスをそのまま伝えるために、敬語はあんまり使ってません。
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日本の皇族がダブリンで英語を勉強
日本の皇族がダブリンで英語を勉強
今回の眞子内親王の訪愛 (訳注: 「愛」はアイルランドの略) は、ちょっとした伝統の一部である。眞子内親王の祖母にあたる皇后美智子は、東京でアイルランド人の尼僧に教育を受けたことがある。彼女はアイルランドの歴史、文化、言語を学び、ちょっとした親愛家であると言える。アイルランド人の海外離散について書かれたティム・パット・クーガンの『Wherever Green is Worn』によれば、皇后美智子は、まずまずのアイルランド語を話し、ハープを演奏し、パーティでの得意の出し物として、処刑された 1916 年イースター蜂起のリーダーであるジョゼフ・プランケットの「バラの花の上に彼の血を見た」を朗読する。
彼女が「リアの子供たち (The Children of Lir)」(訳注: アイルランドの伝説) のファンであることは有名であり、1987 年に東京で初めて会った詩人のシェイマス・ヒーニー (Seamus Heaney) とは友人である。2005 年に国賓としてアイルランドを訪問した際には、夫の明仁とともに、ノーベル賞受賞者であるヒーニーのダブリンの自宅を訪れた。秋篠宮文仁親王と文仁親王妃紀子の娘である眞子内親王は内気な 18 歳で、日本で最も保守的で秘密主義の官僚機構のひとつに守られながら、皇室の繭の中で成長した。
日本人のほとんどは彼女が話すのを聞いたことがなく、彼女の人生の要所でリリースされる、注意深く管理された公式のテレビ映像を通じてしか彼女を目にしたことがない。彼女が 10 代の初めごろ、セーラー服の制服を着た彼女の映像がインターネットで広く流布したことで、論争が巻き起こった。この論争は、宮内庁が不敬にはあたらないと判断するまで続いた。
広報官は、眞子内親王にはダブリンでは通常の警護が付くが、それを別にすれば、他の学生と共に過ごす予定であると語った。アイルランド人の男の子と付き合うことがあるだろうか? 広報官は「そのような無責任なご質問にはお答えできない」と苛立ちながら回答した。
現代の日本の皇族が外国人と交際したことはない。2006 年に皇位継承の問題が議論されているとき、平沼赳夫元経産相は、眞子内親王のいとこである愛子内親王が外国に行って青い目の外国人と結婚すれば、2600 年続く家系を汚すことになると警告して議論を巻き起こした。