オランダっていう強豪相手に 1 – 0 の最少得点差負けだから、日本はまずまずの結果を出したと言っていいでしょう。今回もまた守備的に試合に臨みましたが、力の差が相当あるのがはっきりしていたせいか、こちらの報道でも前回ほど試合内容に関する批判は少ない。むしろ、日本、よくやったと。
英国 ITV の深夜のハイライト。アンディー・タウンゼンド (元アイルランド代表主将) は日本は組織が機能していて (The organisation is good.)、plucky (勇敢) だったと。
川島が弾いたゴールについては、タウンゼンドはボールが動いたので unlucky だったと。しかし、アイルランド RTE のリチャード・サドリアー (元アイルランド&ミルウォール) は、あれは GK のエラーと。ボールが動くとか言うけど、そんなのは言い訳に過ぎない。The GK should have done better. と言っていた。
岡崎が外したシュートについては、あの距離からシュート打つんであれば、ストライカーなら少なくとも枠に飛ばさないと、というのが一致した意見。ITV の解説者は 2 人とも、もうちょっと早く (ボールのバウンドが上がりきる前に) 打てばよかったのに、と言っていた。
日本対デンマーク戦については、グレアム・スーネス (元スコットランド&リバプール) がデンマークの方が有利と。隣に座ってたリアム・ブレイディー (元アイルランド&アーセナル) が日本はそんなに簡単な相手ではないぞ、と。夜のハイライトに出てきたサドリアーは日本が有利と。サドリアーがそう言ったとたんに進行役が「Would you?」とちょっと驚いたような反応を見せた。
今日の The Sunday Tribune では、この試合の記事はほんの少しだけ。欧州強豪のオランダの話を中心に記事をまとめている。見出しは「Sneider’s lucky strike puts Orange order on Group E.」Orange order っていうのは北アイルランドのプロテスタント連帯組織のことで、オランダのナショナルカラーであるオレンジと掛けてあります。
記事を読むと、オランダ監督のインタビューは、すっきり勝てなかったことへの言い訳に終始しています。岡田監督のコメントは、ゴールは川島の責任でないって言ったっていうのが紹介されています。
なぜか、日本の報道では良くも悪くも中村俊輔選手がいろいろ取り上げられているようだけど、こちらのハイライトや新聞記事では彼への言及は一切ありませんでした。
画像はサッカーとは関係ないけど Orange order の旗。
