たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

コーヒー・ディスペンサリー

20 年ほど前はカフェといえばビューリーズカフェで紅茶飲んでたような記憶しかないわけですが、アイルランドのコーヒー文化はここ2、3年で一気に花開いたようです。コーヒー好きの人はアイルランドの田舎に旅行してホテルに泊まってもコーヒーを頼んではいけない、絶対インスタントコーヒーが出てくるから、などと言われていたものですが。

 

土曜日のアイリッシュタイムズ紙には「Magazine」というライフスタイル関連の記事が載った別冊付録が付いてくるんですが、その中で 7 ページほどにわたってコーヒーとカフェについて特集されていました。

 

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野心的な新しいお店や人気の高いお店がいくつか紹介されていて、オーナーがインタビューに答えていました。それから、Avoca カフェの責任者がカフェを開いて経営するにあたってのビジネス的な話を語っていました。

 

それから、コーヒーの特集するからにはこのお店の名前はどうしても出しとかないと、みたいな形で 10 軒くらいのカフェのリストが載っていましたのですが(ここに有名な 3FE や Coffee Angel の名前が出ている)、その中にスミスフィールドに最近できた「コーヒー・ディスペンサリー Coffee Dispensary)」というお店が入ってたのでびっくりしました。

 

正直言いますと、ここはお店というよりコーヒースタンドみたいな店舗なのであんまり気にしてなかたのです。

 

お店は Block T という建物の中にあります。この建物は部屋を分けてアトリエみたいに貸し出したり、カルチャーコースを運営したりしてるので、芸術的な皆さんが集まるところです。

 

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建物を入ったすぐのところ、普通なら受け付けのお姉さんが座っているところにコーヒースタンドがあります。

 

それで、中で座って飲めるんですけど、これはお店の所有ではなくて、たぶん Block T の会議/雑談/ブレインストーミング用のスペースだと思う。不揃いの古い家具が無造作に置かれている広大なスペースです。

 

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コーヒー豆は Cloud Picker というマイクロ・ロースタリー (地ビールならぬ地焙煎所) の豆を使っていて、カプチーノは小さめの紙コップに入れてくれて2.50 ユーロ。コーヒーは確かに美味しい。コーヒーだけならスミスフィールドで一番おいしいのではないか。

 

バリスタ(兼オーナー、たぶん) は、物腰の柔らかい素敵なお兄さんです。久しぶりにカプチーノを頼んでカップ・オブ・ティーとに間違われそうになりました。

 

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