たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

唐津

3月20日朝。博多駅から新鳥栖を経由して佐賀駅へ。

 

佐賀県では特にすることを決めていなかったんですが、佐賀駅に降り立って駅周辺を歩いた後、そうだ唐津に行けばいいんじゃないかと思い立ちました。佐賀県出身の芸人さん、江頭2:50さんの動画で唐津の街歩きをしているのを見たことがあったので、唐津のことがちょっと頭にあったのです。時刻表をみるとちょうどいい電車があります。所要時間も1時間くらい。JRパスで移動しているので追加の料金はかかりません。実は福岡から唐津に直行すれば1時間でいけたのですが、いきあたりばったりで旅行しているので仕方ありません。

 

唐津に到着したのはまだ11時前でしたが、Karae Table というおしゃれなカフェレストランでカレーを食べて腹ごしらえ。それから、旧唐津銀行の建物を見学しにいきます。

 

唐津市出身の建築家で辰野金吾という人がいます。東京駅や日本銀行本店の設計をした人です。旧唐津銀行の建物は辰野の監修のもとにお弟子さんが設計したものなのですが、ここが一般公開されていて辰野金吾記念館としてさまざまな資料が展示されているのです。建物はヴィクトリア様式を基調として赤レンガと白いみかげ石で日本風にアレンジしたものです。

 

今年から発行される新しい1万円札には渋沢栄一肖像画が使用されます。渋沢の私邸も実は辰野が設計したもの。1万円札の裏面には東京駅が描かれますから、辰野はある意味で二冠を達成したのだた唐津の人は冗談で言っているのだそうです。

 

その後、唐津城まで歩きましたが、途中で散髪屋さんがあったので散髪してもらいます1690円。

 

再建された天守閣の中ではさまざまな展示が行われています。最上階からの眺めは絶品です。海のそばにあるお城に登ったのは初めてかもしれません。唐津湾に流れ込む松浦川を上から眺めることができます。

 

まだ佐賀市内に戻るのは早いなあと考えていたら、呼子に行くことを思い立ちました。呼子もエガちゃんねるで見たところです。呼子も現在は平成の大合併唐津市の一部となっています。バスで30分くらい。これもまたちょうどいい時間のバスがあったので行くことにします。スマホでバスの時刻表は調べられるし、バスにもICカードで乗れるしでほんとうに便利になりました。

 

呼子は朝市で有名なところ。日本三大朝市のひとつです。ただし、三大には諸説ありまして、輪島 (石川)、高山 (岐阜)、勝浦 (千葉)、そしてここ呼子の朝市から、まあお好みで3つ選んでくださいということらしいです。そういえば私は去年輪島と高山の朝市に行ったので、勝浦の方には悪いですが、私は三大朝市を制覇したと宣言させていただきます。

 

といいますか、呼子についたのはもう午後だったので、朝市は終わっていたのでした。また名物のイカを食べさせてくれるご飯屋さんもどこも開いていない状況でした。それはちょっと残念でしたが、古い町並みを歩いているだけでも風情があります。

 

鯨組主(くじらくみぬし)の中尾家の屋敷が公開されていたので見学させてもらいました。かつての呼子捕鯨の盛んな町であり、中尾家は江戸時代中期から明治初期までの8代にわたってこの町の捕鯨業を取り仕切っていた一族です。「一匹の鯨に七浦賑わう」と言われた頃ですから相当な権勢を誇っていたようです。この鯨組主中尾家屋敷はとてもよく整備されていて、展示もしっかりとしていますし、見ごたえのある町屋遺跡でした。

 

唐津の市街地に戻ってきてから駅前で夕ごはんを食べました。腰の曲がったおばあさんが1人で営んでいる定食屋さん、山城屋。肉うどんをいただきました。

 

宿は佐賀駅近くのアパホテル

 

唐津銀行本店

唐津城

唐津城

天守閣から松浦川 (右) と唐津湾を望む

呼子朝市の入り口

漁協の建物

イカ釣り船

鯨組主中尾家屋敷

屋内

鯨の生殖器



廃業した本屋さん (呼子)

呼子港

山城屋

唐津曳山像 (唐津焼)

 

 

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