たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

尖閣関連の報道

イメージ 1

先週水曜のアイリッシュタイムズ紙の国際面に、中国のデモの記事が載っていました。

www.irishtimes.com

 

そんなにたいしたことは書いてないです。中国のデモの様子を淡々とセンセーショナルな書き方でなく伝えています。尖閣諸島の領有の経緯などにも特に触れてません。あくまでもデモの様子。また、上海在住の記者が書いてるので日本の反応とかは書かれていません。日本の反中国デモの写真が一枚使われてますけど。

 

私が見た限りの日本の報道になくて、この記事で改めて知ったのは次の一節。

 

「政府はこの抗議行動に暗黙の承認を与えているが、収拾がつかなくなる恐れもある。多くの抗議者が毛沢東の肖像を抱えており、これは現政権への黙示的な批判を意味している。彼らは市民戦争時代の古典的な共産主義者が好んでいた戦闘服 (人民服のことか?) を着用している」

 

先月の終わり頃だったか、Drury Street のアジアン・マーケットに「魚釣島、熱烈保守」みたいな貼り紙がしてあったらしい。写真に撮った人がいて Facebook に出回っていたらしいんだけど、私は観ていません。あそこは、お客さんが貼れる掲示板があるので、そこに貼ってあったんじゃないかなと思うんだけど。中国語で書いてても漢字だから日本人にはだいたいわかるんだよね。話を聞いて 1 週間後ぐらいにお店にいったらもう貼ってなかった。

 

このお店は去年の日本の震災のときには、「We stand up for Japan」みたいな日本を応援するキャンペーンもやっていた。

 

中国在住のジャーナリスト (ふるまいさんという人) のTwitter 読んでると、今度のデモは政府がオーガナイズしてるみたいね。

 

このことについて私みたいのが勉強もせずにごちゃごちゃ書いても仕方ないので、おもしろかったブログを紹介します。

 

『「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例』(ブログ主の名前わからない)
http://riabou.net/archives/43
 
「平和への道を拓くのは、祈りや楽観ではなく、常に具体的な努力です。そのためには、戦争なんて起りっこない、という思い込みではなく、冷静な危機感が必要です。」

 

「冷静に、冷静に」って念仏のように唱えるだけですべてが丸く収まるんだったら世話はないわけで (引用した文に「冷静な」って単語が入っちゃってるけど、上のブログの人のことを言ってるのではないです)、「冷静に」とか言うだけで何か言った気になってる人は、ご自分の冷静な頭で考えたプラン B なりフェイルオーバーの計画を披露した方がいいと思う。相手があることだから、相手が冷静じゃなくなることもあるし、冷静に考えて「一発がつんとやっちゃえばいいんじゃね?」と考えることもあるわけで。

 

ここで比較に出すと怒られるかもしれないけど、原発の事故だってみんななんとなく大丈夫だと思ってたら大丈夫じゃなかったわけで、それは一般人だけじゃなくて、事後の処理を見てたら、プロや専門家や当事者までグダグダだったから。防衛はさすがにそうじゃないと思いたい気持ちもあるが、新聞とかは一緒ぽいね。

 

尖閣諸島有事は、結局「日米同盟がないと日本の安全保障は成立しない」ことを示した』やまもといちろうさん

lineblog.me

 

日本とアメリカの関係において、日本がジュニアパートナーであることが面白くない向きもあろうかと思いますが、その辺はへらへらしながら柳に風で受け流すしかない。っていうか、アメリカと対等なパートナーシップを結んでる国なんか世界中探したってないんだから。