たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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2014 W 杯予選第2 戦: アイルランド 1 - 6 ドイツ

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近所のホテルに泊まっていたと思しきドイツ人に囲まれて、いつものシナモン・カフェで朝から新聞を読んでいた。

スポーツ欄のトップは、普段はテレビ観戦記を書いたり、サッカー界の小ネタを面白おかしく紹介したりして、数多くの無名のサッカーファンを代弁する役をやってくれているメアリ・ハニガン記者。いつもは、サッカーの技術的なことが書けて、現場に取材にも行っているエメット・マローン記者やキース・ダガン記者の記事が最初に来るのだが、そんな技術的な話はもう的外れだと編集者が判断したのでしょう。

それぐらい悪かった。組み手争いをしていた最初の 5 分だけはアイルランドもちょっと攻めてたんだけど、あとはドイツの一方的な試合展開です。

現地解説のロニー・ウィーラン (50 代) は「私の人生の中で最悪の試合」。スタジオ解説者のジョニー・ジャイルズ (70 代) はさすがに年の甲でちょっとトーンダウンして、「私の見たホームゲームでは最悪の試合」。ずっと前にチェコスロバキア (チェコスロバキア!!) に 7-1 で負けたことがあったらしくて、そのときジャイルズは試合に出てたらしい。

ダフとギブンが代表から引退。キーン、ドイル、セントレジャー、ダン、ウィーラン、マクレーンが怪我で欠場ということで、新鮮な布陣だったんだけど、さすがにドイツとは力の差がありすぎたし、その差を気力や知力で埋めるには若すぎた。

トラパットーニ監督の解任を要求する声は一段と大きくなっていて、次の火曜のフェロー諸島戦で何かあったらほんとうに解任になるかもしれない。実際、フェロー諸島はドイツに 3 点差でしか負けてないし、昨日のスウェーデン戦も先制しての 2-1 の惜敗。勝ち点 3 を取らぬ狸の皮算用するわけにはいかない事態になっている。

ハニガン記者は記事の中で、フェロー諸島はアイルランドの試合で主力の何人かを休ませるかもしれない、と書いているんだが、たぶん冗談なんだろうな。

それから、日本とフランスの親善試合も昨日あったんだけど、試合で唯一の得点となった日本のカウンター、美しかったですね。日本があんな高速カウンターで点を取るの初めて見ました。

10 年ぐらい前、トルシエのときの試合を私はフランスまで見に行きました。5-0 でコテンパンにやられた試合。10 年で日本のサッカーも凄く進化しました。あのときは泣きそうになりながら返ってきたんだけど (飛行機にも乗り遅れたし)、すぐ後にラグビーの日本代表がアイルランドに来て試合して、それも見に行ったんだけど、100点ぐらい取られて負けた。

ハニガン記者は記事の最後に「この試合は、『あのとき、どこにいた?』というよくある質問の 1 つとして語り継がれるだろう。そして、現地観戦した人は苦渋に満ちた顔で『その場にいたよ』と答えるだろう」(ちょっと意訳) みたいなことを書いている。その気持ちは私もわかるので、まあ、しばらくしたらまたいいことありますよ。

他球場の結果は フェロー諸島 1-2 スウェーデン、カザフスタン 0-0 オーストリア。

アイルランドの次の試合は 10 月 16 日の対フェロー諸島 (@フェロー諸島)

アイルランド先発メンバー:
Westwood (Sunderland); Coleman (Everton), O'Shea (Sunderland), O'Dea (Toronto), Ward (Wolves); McGeady (Spartak Moscow), Andrews (Bolton), Fahy (Birmingham), McCarthy (Wigan), Cox (Nottingham Forest); Walters (Stoke)

サブ:
Long (West Brom) for Fahy (52 mins), Keogh (Milwall) for McGeady (69mins), Brady (Manchester U) for Cox (84 mins),

アイルランド得点:
Keogh (90 mins)
ドイツ得点:
Reus (34, 40), Ozil (55, pen), Close (58), Kroos (61, 83)





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