アイルランド人交換留学生殺害事件の判決

去年の 5 月にアイルランドからの交換留学生、ニコラ・ファーロングさんが新宿の京王プラザホテルで殺害された事件ですが、19 日に判決がありました。

アイルランドでは新聞やテレビで大きく報じられたのですが、犯人のリチャード・ハインズは懲役 5 年から 10 年の刑に服します。裁判を傍聴するために日本を訪れていた被害者のご家族は、この判決に非常に落胆しています。

量刑がこれほど軽いのは、ハインズが日本の法律では未成年にあたる 19 歳だからです。ご家族は法廷において「できうる限り重い刑に処してほしい」と意見を陳述し、裁判官も判決文の中で「成年であれば 20 年はくだらないだろう」と述べたのですが、未成年に対してはこれが一番重い刑なのだそうです。

被告側は、裁判が自分に有利になるように、いろいろと被害者の人格を貶めるようなことを言っていたのですが、それはすべて否定されました。ご家族のせめてもの慰めになればと思います。

ニコラさんのご冥福をお祈りします。

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