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アイルランドの郵便ポスト (1/2)

これがアイルランドの郵便ポストです。

 

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アイルランドにいらっしゃったことがある方にはお馴染みと思いますが、アイルランドの郵便ポストはナショナル・カラーの緑色です。形は日本のポストに似ています。これは、アイルランドも日本もイギリスの郵便制度を参考にしたせいでしょう。っていうか、アイルランドの場合は、郵便制度ができたときはまだイギリスの一部だったわけですが。

 

さて、アイルランドの郵便ポストには大きく分けて 3 つの種類があります。

 

まず、柱型 (ピラーボックス・タイプ)。

 

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ピラーボックス・タイプにも 3 つの種類がありまして、上の写真の左から A タイプ、B タイプ、C タイプとなります。A と B は共に円柱ですが、違いは A の方が径がちょっと大きいということです。したがって、タイプ A は郵便物の多いオフィス街などによく見られ、製造コストは安いけれども比較的容量の小さいタイプ B は、住宅街に設置されることが多いようです。

 

タイプ C は楕円形をしています。差出口が 2 つあって、ダブリン市内向けとそれ以外、などのように分かれています。

 

古いところでは、よくノスタルジックなクリスマスカードなんかによく使われる六角柱のポストもこのタイプに含まれますが、アイルランドでは今でもこの六角柱ポストがいくつか生き残っているそうです。ブレイ (Bray)、ニューロス (New Ross)、スキバリーン (Skibbereen) にあるそうで、この間ブレイに行ったときに探してみたんですが、見つかりませんでした。どこにあるかご存じの方は教えてください。

 

第 2 のタイプがランプ型 (ランプボックス・タイプ)。

 

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もともとは、ロンドンで街灯に括りつけられたりしていたのでランプボックスと呼ぶそうですが、アイルランドでは主に、ピラーボックスを設置する予算はないんだけど、郵便を全国的なネットワークにするにはここにもポストを置いとかなきゃなーというような田舎で、電柱などに結わえられたりしているようです。

 

日本でもよく見かける一本足のボックス型のポストもこのランプボックス・タイプに分類されるそうです。役割としては、新世代のピラーボックスとして主に都市部に設置されていると思いますけど。

 

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第 3 のタイプが壁型 (ウォールボックス・タイプ) です。

 

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これは日本にないタイプで、ポストが民家の壁なんかに埋め込まれてるんですね。

 

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設置されている場所にも生活感があふれていて、最初の頃はこれに手紙を入れてちゃんと届くのかな、と不安になっていました。もちろん届きます。でも、どうせならば柱型の郵便ポストに投函してしまいたいという気持ちは今でもあります。

 

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