たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

近所のプチ廃墟

かつてはお店だったんだけど、看板も外さないまま、朽ちるがままになっている建物が近所にあります。商店街だったら店が潰れても、しばらくしたら新しいお店が入るんだけど、ちょっと商店街を外れて住宅街に入ってたりすると、もうつらいみたいです。

 

たとえばここ。

 

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店の名前から察するに、格安航空券手配屋さんだったみたいだけど、看板に書いてある市内番号が 6 桁でしょう。私がダブリンに越してきたときにはもう 7 桁になってたから、たぶんこのお店は少なくとも 20 年近くはこの状態のままなんでしょう。

 

建設計画を告知する貼り紙がしてあって、3 階建ての店舗兼アパートの建築を計画しているみたいなんだけど、この経済状況では計画は実行には移されないんじゃないかな。

 

それからここ。

 

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ここは肉屋さんだったみたい。小売/卸売のお肉屋さん、って看板に描いてある。しなびたキャナピーも物悲しいですが、妖気を発しているのが右隅に写ってる錆びついた物体です。

 

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近づいて見てみると、メーターがドラム回転式の給油スタンドですねー。肉屋さんの裏が自動車整備工場になっているので、これは肉屋さんのものじゃなくて、自動車整備工場のものなんでしょう。

 

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いかにアイルランドの天気が悪いとはいえ、風雨に晒されただけでここまで朽ちるにはどれくらいの年月がかかるんでしょうか。

 

最後に私が稼動中のドラム回転式給油スタンドを見たのは、数年前、コークに行くときだったと思うから、N8 のポートリーシュよりの小さな街にあった Maxol。N9 だったかもしれない。この手のスタンドは、もう絶滅危惧種としてレッドリストに乗っちゃってるだろうなー。

 

住宅地を歩いていて、個人商店として意外にやっていけているのが美容院です。パーマ屋さんって呼びたくなるような店構えの美容院。自分の髪の毛取り外してオンラインで人件費の安い国に送ってカットしてもらうわけにいかんですもんね。こういう地元に根付いた美容院って、いまだにサロン的な役割も果たしているのかしら。やっぱり、手にこういう職もってると強いですねー。