たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ガダフィー氏の最期 (写真なし版)

(写真なし版を載せてほしいというご要望がありましたので、テキストだけ掲載します)


カダフィー元大佐が反政府派に捉えられて死んだということで、今日の新聞の一面はどこも血まみれのカダフィーさんの写真を載せていました。

 

まず、アイルランドの一般紙から。

 

 

左側のアイリッシュ・タイムズ紙の写真は生きているカダフィー氏だと思いますけど、アイリッシュ・インディペンデント紙とエグザミナー紙の方はぐったりしています。死んでいるかもしれません。

 

それから、イギリスの一般紙。

 

 

タイムズとインディペンデントとガーディアンはまだ生きてるかな。ディリー・テレグラフは死んでいると思う。

 

それから、タブロイド紙。イギリスのタブロイド紙がアイルランド版出してるんですね。

 

 

左から、アイリッシュ・デイリー・スター、アイリッシュ・デイリー・ミラー、アイリッシュ・サンです。一般紙に比べるとやっぱり容赦なしの写真を載せています。

 

サンはアイルランド版はおとなしい見出しになってますけど、イギリス版は過去の悪行の報いだ、みたいなきつい見出しです。

 

 

上の画像は The Sun の Web サイトからもってきたものですが、紙面の一面見出しもこれでした (スカイニュースの「明日の朝刊」コーナーで見ました)。

 

見出しを訳しますと、「カダフィーが頭に銃弾を撃ち込まれて死亡。それ (その銃弾) は、ロッカビーの分。イボンヌ・フレッチャーの分。そして、IRA の爆弾の犠牲者の分」。

 

ロッカビーはスコットランドの街の名前で、リビアが爆弾仕掛けたせいで飛行機がこの街に落ち、住人も含めて 270 人が死んだんですね。それからイボンヌ・フレッチャーは、1984 年に反リビア政府団体が駐英リビア大使館を囲んで抗議活動を行ってたんだけど、大使館から発砲があって、警備にあたっていたフレッチャー巡査が死んだ。それから、リビアは IRA に爆弾だか火薬だかを供給してたんですね。

 

それから最後にアイルランドの夕刊紙、イブニング・ヘラルド (一番上)。

 


もちろん、普段だったら血まみれの顔とか死体とかは新聞には載せないんですけど、今回はニュース価値が高かったので、普段はどうとか言ってる場合じゃなかったのでしょう。そうやって勇気を出して載せる必要があるときは載せていかないと、タブーだらけの世の中になっちゃいますから。

 

日本の新聞はどうでしたか? ネットで見てるかぎりはそんな写真は見なかったですけど。まあ、こちらは新聞は基本的にお店で買うので、一面の写真で購買意欲をそそらないといけません。日本は宅配だから朝からお茶の間でこの写真見せられるのもどうかっていう議論もありますね。