昨日の月曜日、ロックダウンのために営業を停止していたパブが、6 か月ぶりに営業を再開しました。3 月 15 日以来です。ただし、きつめの制限が適用されているダブリンは除きます。また、食事を提供するパブは既に営業していましたので、今回はお酒しか出さない、いわゆる「ウェット・パブ」が営業を再開したということです。
各紙とも、一面にはこの話題を持ってきていました。
まず、アイリッシュ・エグザミナー紙。
アイリッシュ・エグザミナー紙はコークに本社がある新聞社ということで、コーク市内のキャッスル・インというパブの写真を使っています。ビールを飲むおじさんの表情がいいじゃないですか。アイルランドの黒ビールはギネスだけじゃないぞと、コーク市内で醸造されているビーミッシュを飲んでいるんですね。
次は、アイリッシュ・インデペンデント紙。一面に使われた写真は、ウィックロウ県ブレイ(Bray) のブーメラン・バーでパイントを掲げる女性のお客さん。正直申しますと、他紙に比べるとこの写真のインパクトは弱いですね。
おもしろい写真は、中のニュース面で使われています。こちらは、キルデア県アタイ (Athy) のアンズ・プレースというパブの写真。オーナーのイカシタおばあちゃん、アン・カニンガムさんがスミティクスのパイントを掲げています。凛としたアンおばあちゃんの姿とフェース・ガードのミスマッチが時代をとらえています。
最後はアイリッシュ・タイムズ紙。こちらはディングル半島にあるディック・マックという非常に有名なパブ。落ち着いた雰囲気の中で黒ビールをゆっくりと味わうナイス・ミドル。アイリッシュ・タイムズは、なんかこう、いつも気取った写真を載せますよね(笑)。
ダブリンもはやくパブが再開しないかなあ、と思います。
アイリッシュ・タイムズがパブのオーナーさんに色々お話を聞いた動画がこちら。