たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

既に私たちは小さな奇跡を探している

負けるにしても、なんか負け方っていうのがあると思うんですよね。もうちょっと希望のもてる負け方っていうか。

 

アイリッシュ・タイムズ紙に寄稿しているブライアン・ケア (アイルランド代表元監督):「クロアチアは技術的に私たちを上回っており、私たちはプレーでもパス回しでも、そして最もがっかりなことに、気持ちでも負けていた」。(ちょっと意訳)

 

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私はお友達のコン君に誘われて、ジョージ・キー (IFSC) のパブリック・ビューイングに行ってきました。

 

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どのぐらい人がいたかなあ。何千人単位だとは思うけど。

 

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試合が始まって場内がまだざわざわしているうちに失点。しらーっとした空気が流れたというよりも、みんな何が起こってるか理解できないような状況です。以前の試合のダイジェストの失点シーンが流れてるのかな、みたいな。

 

それからセントレジャーが同点にしたんですけど、このとき私は順番でビールを買いに行っていて、両手がふさがっていたのであんまり喜べませんでした。また点が欲しいときは私にビールを買ってくるように頼んでください。

 

クロアチアの2点目は明らかなオフサイド。3点目はシェイ・ギブンの不運なオウンゴールで 3-1 でした。運もなかったですけど、足りなかったのは運だけではなかった試合でした。

 

今日の新聞です。

 

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(右から) ミラー紙の見出しは「Direland」。頭をかかえるキーン選手の写真。「悲惨な」という意味の Dire と Ireland を掛けてます。

 

サン紙は「Kicked in the Balkans」。クロアチアはバルカン半島の国ですからね。これも何かと掛けてると思うけど、元ネタはわからず。

 

スター紙はもうちょっとポジティブに「Down But Not Out」(負けたけど、まだ終わりじゃない)。写真はうなだれるダフ選手。

 

一般紙に行きます。

 

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写真左のアイリッシュ・タイムズ紙はしょげかえったサポーターの写真とともに「Irish have mountain to climb as Croatia catch them offside」という見出し。グループを突破するという仕事が難しくなったことを伝え、あれはやっぱりオフサイドだよなーというファンの気持を代弁しています。

 

右のアイリッシュ・インディペンデント紙ですけど、写真のおっちゃんはショーン・フィッツパトリックという人でアングロ・アイリッシュ・バンクっていう倒産した銀行の頭取だった人。この銀行がバブルを牽引したんですわ。ほんと呑気にサッカー応援してる場合ちがうでしょう。1泊550ユーロのホテルとまったりして。もー腹立つわー、というお話みたいです。

 

残りの試合は世界&欧州王者のスペインと腐っても鯛のイタリアです。きびしいですね。というわけで、表題の「既に私たちは小さな奇跡を探している」(アイリッシュタイムズ紙、キース・ダガン記者の記事より)

 

Rep of Ireland: Given, O'Shea, St. Ledger, Dunne, Ward, McGeady (Cox 54), Whelan, Andrews, Duff, Doyle (Walters 53), Keane (Long 75).
Goals: St. Ledger 19.

 

Croatia: Pletikosa, Srna, Corluka, Schildenfeld, Strinic, Vukojevic, Rakitic (Dujmovic 90), Modric, Perisic (Eduardo 89), Mandzukic, Jelavic (Kranjcar 72).
Goals: Mandzukic 3, Jelavic 43,Given 49 og.