たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ひとしい

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コンビニに行ったら、「Hitoshii」というタイトルの雑誌が売っててびっくりしました。いきなり「Hitoshii」って形容詞を投げかけられてもちょっと困惑してしまいます。例のSudokuの親戚みたいなパズルの問題集で、イギリスの出版物らしい。Monthlyと書いてあるから、月刊で発行されているのですね。イギリス人はパズル好きだなー。

 

Sudoku (数独) はアイルランドでも知らない人はいないゲームになりました。DS の脳トレにも搭載されているし、クロスワードパズルとともに新聞にも問題が毎日載っています。クロスワードと違って、コンピュータソフトウェアで問題が簡単に出来てしまうので、作成する側にとってもコストがかからないみたい。

 

ご存知のように、Sudoku (数独) って日本のパズル専門雑誌「ニコリ」が付けた名前です。パズル自体は以前から存在していて、その原型は19世紀の終わりにフランスで生まれ、1979 年にはナンバープレースっていう名前でアメリカの雑誌に発表されています。それでも欧米に紹介されるにあたってSudokuっていう日本語の名称が採用されたのは、「日本人はテクノロジーに強い」、「あいつら何か無駄に頭良さそう」っていう、日本人に対するある種のステレオタイプなイメージを活用することが狙いだったのでしょう。

 

私はパズルにはほとんど興味がないので、日本で「ニコリ」の雑誌などを見たときも、こんなので商売できるのだろうか、などといらぬ心配をしていたわけですが、「Sudoku」を商標登録していたおかげで、黙っていても使用料がたくさん入ってくるようです。自分の好きなことを追及して、それが最終的には大きな収入につながったということで、羨ましいかぎりです。

 

ちょっと話題は逸れるかもしれませんが、昔は大食い選手権みたいなものをテレビでよくやっていましたが、これも私は何を下らんことをやってるんだ、みたいな冷めた目で見ていました。しかし、大食いの選手のひとりだった小林尊さんは、Food Fighterという呼称を考案し、大食いを競技スポーツとして確立するために尽力し、今やアメリカで大人気。

 

熊と大食い競争をするは、

 


マスターカードのCMに出演するは、



大活躍です。

 

この人も脇目も振らず自分の好きな道を突き進んで大成功を収めたわけで、凄い人だと思います。ただ、体にはくれぐれも気をつけてほしいと思います。