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デルタ株とオミクロン株の違い

 

 

デルタ株とオミクロン株の症状の違いはあるのか? アイリッシュタイムズに記事が掲載されていました。

 

www.irishtimes.com

 

Q オミクロン株の症状はデルタ株やアルファ株の症状とどう違う?

 

A GP としても働いているレイ・ウォリー臨床准教授は、最近はコロナの症状として味覚や臭覚が失われると訴える患者を診ていないと言っています。頭痛や鼻かぜの症状が最も多いそうです。ただ、子供や年配者の患者の中には胃腸の不調を訴える人もちらほらいます。

 

また、ボーモント病院の感染症コンサルタントであるオーエン・デバラ先生も、「多くの人が、以前のような胸痛や酸素不足の症状はなく、頭痛、鼻水、脱力感を主な症状としている」と言っています。ただ、年配者は食欲減退や便秘の症状を呈することがあります。ワクチンを打っていない人は酸素不足や肺炎の症状を呈することがあります。

 

ただ、デバラ先生は、症状の違いの原因をオミクロン株だけに求めるのは早計と警告しています。つまり、ワクチン接種した人や感染済みの人が以前とは段違いに増えているわけで、そういう状況の違いも最近の症状の違いの原因である可能性があるからです。

 

Q オミクロン株とデルタ株の両方に同時に、または順番に感染することはあるか?

 

A ウォリー先生は、オミクロンとデルタの両方に同時に感染した患者は診たことがないと言っています。しかし、12月初旬にコロナに感染し、1月にまた抗原検査で陽性になった人はいるそうです。これはデルタとオミクロンの両方に感染したといえそうです。

 

Q コロナにかかって抗体ができた場合、Covid 19の新しい株から守られるか?

 

A 確実なことはいえません。コロナ感染やワクチン接種によってできた抗体により、重症化する可能性は防げます。しかし、世界を見ればワクチンを受けていない人がたくさんいるので、より危険な株が出現する可能性はあります。

 

 

Q アイルランドで100万人がコロナに感染し、感染しても気付かなかった人も多いいま、コロナは(インフルエンザのように)エンデミックになったと言えるか?

 

A アメリカのアンソニー・ファウチ先生は、Covid19の脅威が今のまま続くとは考えていません。ウイルスが変化しても、感染やワクチンによりバックグラウンド免疫ができ、ウイルスの量や重症化が減って落ち着いた状況になる、としています。

 

今後2か月間で世界の40%の人がオミクロン株に感染すると考えられているので、一時的には集団免疫が上がると見られています。しかし、エンデミックというのは株ごと、および地域ごとにきまるものなので、海外からより深刻な新しい株がくる脅威は常に残ります。

 

ですので、今回の波を軽く見すぎると、ウイルスが変化し、人も変化するので、その組み合わせによって、より危険な株が出てくる可能性は残るということです。

 

 

Q これからもコロナを恐れ続ける必要があるのか? それとも、既往症のある人や年配者のみがブースターや予防手段を取る必要があるようになるのか?

 

A ウォリー先生によると、ガードを緩めるのはまだ早いのだそうです。オミクロン株でICUでの治療が必要がある人が増えるかどうかを見極めるにはあと1~2週間かかります。ウォリー先生は注意深くながらも楽観視はしているのですが、警戒を怠るべきではないとしています。また、既往症のある人は4回目のワクチン接種を検討すべき時期だとしています。これらの人が3回目を打ったのはもう3か月前だからです。

 

ウォリー先生によれば、ワクチンを打った人はオミクロン株で重症化することは少ないようですが、ワクチンを打ってない人や免疫系に問題のある人にとっては深刻な症状をもたらすようです。コロナで体調を崩す患者の多くはワクチンを打っていない人なのだそうです。

 

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