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ブースター・ワクチンとコロナの飲み薬

 

 

 

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コロナにかかって回復してからブースター・ワクチンを打てるまでの期間が短くなりました。これまでは6か月でしたが3か月になります。これは、国家免疫諮問委員会 (Nphet) の推奨に基づくものです。これはオミクロン株の感染拡大に対応するためのものです。昨日の月曜日にワクチンを打った人は 76000人。そのほとんどがブースター・ワクチンです。火曜日の今日に確定感染者数として発表されたのは5279人。443人が入院しており、102人がICUに入っています。確定感染者の約3分の2がオミクロン株だそうです。オミクロン株は、家族間で感染する可能性が従来の株に比べて高いそうです。

 

Nphetのモデルによりますと、楽観的なシナリオでは1月初旬の入院者数は650人から1000人、ICUを必要とするのが150人から250人です。悲観的なシナリオでは、それぞれ2000人以上と200人以上となります。

 

オミクロン株の感染者は若い人の間で増えています。19歳から34歳の年齢層では、過去7日間で50%から70%増加しています。またダブリンの増加率がほかの地域を上回っているそうです。

 

65歳以上の人の中ではブースター・ワクチンの効果が出ているようですが、40歳未満の人はクリスマス前にブースターを打てる可能性はほぼありません。そうすると、若い人が感染して、クリスマスで家族や親せきと会って、そこで広がる、みたいなシナリオが考えられます。政府の方では、なるべく人との交流を減らすようにと特に若い人にお願いしています。

 

30代の人へのブースター・ワクチンの開始は1月になる予定で、これは5歳から11歳までの子供の1回目の注射、およびジョンソン&ジョンソンのワクチンを接種した16歳から29歳までの人のブースター・ワクチンの注射と重なります。1月はワクチン・センターが忙しくなるみたいですね。私はまだブースターを打っていないので、12月中に打ちたいと思います。

 

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アメリカでは、コロナの飲み薬が今週承認されるようです。ファイザーとメルクがそれぞれ開発した薬です。特にファイザーの薬の効果に期待が集まっているようです。臨床結果によれば、コロナの初期症状が出たときに服用すると、ファイザーの薬が90%、メルクのは30%、高リスクの人が入院または死ぬリスクが減るとのこと。

 

世界で初めて飲み薬を承認したのはイギリスで、11月のこと。重症化のリスクを少なくとも1つもつ軽~中症状の患者に対してメルクの薬を使うことを承認しています。

 

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