火曜日の朝の時点でのコロナによる入院者は521人で、前日から60人も増えました。ICUに入っている人は1人増えて92人です。1日の感染者数は9006人と1万人は切っています。
HSEの最高責任者であるポール・リード氏は、ウイルスに感染した思う場合には人と会うことを避けてほしいと呼びかけています。
過去5日間で約5万人の感染が報告されました。しかし、アイルランドはオミクロン株の流行については初期段階であるとみられています。新しい感染者の87%がオミクロン株によるものだそうです。
今のところ入院患者数が激増しているわけではないですが、感染者と判明してから重症化するまでにタイム・ラグがありますから、まだまだ楽観視するわけにはいきません。
ここ数日は、PCR検査の予約をするのが難しいようです。HSEは検査体制を拡充して、週に30万人が検査できるようにしているそうです。
PCR検査は優先順位に基づいて行われています。優先順位が高いのは、GPの紹介のある人、感染者の濃厚接触者、そして抗原検査で陽性になった人です。
火曜日の午後の時点で、HSEのシステムでの予約状況はほぼ満杯とのこと。リード氏によれば、GPによるデータでは、重症化は少ないとのこと。しかし、これはワクチンを打っている人の間で重症化が少ないと言うだけかもしれないので注意が必要とのこと。コロナのせいで欠勤している医療関係者は6000人から4000人に減ったが、今後の流行具合によってはまた増加する恐れもあります。
現在、200万人以上がブースター・ワクチンを打ったとのこと。5歳から11歳までの登録は始まっており、リスクの高い人や家族に健康上の問題がある人がいる人のブースターは1月3日に始まります。
HSE のWebサイトには、保護者が子供に説明するために使える動画が用意されているそうです。
免疫学者のキングストン・ミルズ教授は、ワクチン接種率が高いアイルランドは、UKよりも入院率は低くなるのではないかとみています。1月の感染者数は多くなるだろうが、今年の1月ほどは入院率は高くないだろうとみています。
ミルズ教授は、濃厚接触者が自己隔離する期間を短くするべきだとしています。抗原検査が3回連続して陰性なら、ウイルスを感染させる可能性は低いということのようです。