アイルランドの1日の感染者数が20554人となりました。これはパンデミックが始まって以来の最高記録です。今週だけで記録が4回塗り替えられました。
木曜の朝の段階でコロナによる入院者数は619人で前日より80人増。148人が新たに入院して、68人が退院したそうです。ICUに入っている人は前日から1人減って88人。
ブースター・ワクチンを打ってから7日以上たっているか、最初の2回のワクチンを打って、過去3か月以内にコロナにかかった人は、自己隔離の期間が、症状が現れてから、または症状がない場合は最初の陽性の検査結果が出てから、7日間に短縮されました。これまでは10日間でした。これは、隔離期間を短くすることで休職する医療関係者やエッセンシャル・ワーカーを減らし、人員を確保するためです。
また来週から、4歳から39歳までの人でコロナの症状がある人は、抗体検査で陽性が出てからでないと、PCR検査を受けられません。これは検査システムへの負荷を軽減するためです。
主任医務官のトニー・ホロハン氏は、現在の入院患者数が続けば医療体制がもたないとしており、お正月に他の世帯の人と室内で会うことを慎むようにと呼びかけています。
現在、PCR検査の陽性者の90%がオミクロン株によるものとみられています。
昨年の今日、アイルランドで初めてのコロナ・ワクチンがダブリンのセント・ジェームス病院で処方されました。それからの1年で950万回分のワクチンが投与され、成人人口の94.2%が1回目・2回目のワクチン接種を終えています。ブースターを打ったのは208万人。先週だけで417000人が接種しました。
