ブースター・ワクチンに関するQ&A形式の記事がアイリッシュ・タイムズ紙に掲載されていたので、ざっと訳してみました。
Q. 現在、コロナ・ワクチンを打てるのは誰か?
現在ブースターを打てるのは50代以上、16歳以上で既往症のある人、免疫系が弱くなっている人(これらの人に対してはブースターではなく3回目の接種とみなされる)、老人ホームや長期介護施設に住んでいる人、すべての医療関係者。あわせて約220万人。
Q. 他の年代の人は打つ資格がないのか?
国家免疫諮問委員会は、他の年齢層へのブースターを推薦しているが、HSEはこれらの年代へのブースターの接種をまだ開始していない。まもなく始まる。優先順位の高い順に、16歳以上の妊婦、40代、そして10歳ごとに若い年齢に広げていく。
Q. 50歳未満の人もブースターの予約をしていると聞いたが。
それはミスだった。薬局は、40代、30代、20代の予約の受け付けを開始したが、これは間違った指示が薬局に送られたため。40代の人は12月27日から接種できるようになる予定。16歳以上の妊婦さんは今週末から。
Q. ブースター・ワクチンはどこで打てる?
ブースターは、ワクチン・センター、GP、薬局で打てる。資格のある人にはワクチン・センターで予約するようにとテキスト・メッセージで通知が来る。または、アポなしでワクチンを打てる診療所や特定の薬局で予約をとって打つことができる。
Q. ブースターを既に打ったのにこのテキストを受け取った場合はどうすればいい?
「Reject」とテキスト入力して返信する。
Q. 過去6か月以内にコロナにかかった場合はどうなるか。
過去6か月間にコロナにかかっている場合はブースターを打つことはできない。今年6月以降、30万人がコロナにかかっている。HSEから登録を促すメッセージが来た場合は、「Covid」と書いて返信する。そうすると、それから6週間は登録を促すメッセージはこない。現在コロナにかかっていたり、症状が出ていたり、自己隔離している場合は、予約しないこと。
Q. ブースター・ワクチンはどの会社の製品?
30歳以上の場合はファイザーかモデルナのワクチンを1回打つ。30歳未満の場合はファイザーを1回打つ。
Q. ブースター・ワクチンを推進するために政府は何をやっている?
ワクチン・センターの開業時間が週7日、午前8時から午後8時までに延長された。ワクチン・センターの休みは12月25日と26日の2日だけ。HSE はWebサイトとTwitterで、どのワクチン・センターでいつ予約なしでワクチンを打てるかを告知する。
既存のワクチン・センターのブースを増やしているほか、新しいワクチン・センターも追加される。ダブリンのリッチモンド・バラックが今週オープン。同じくダブリンのRDSが12月27日オープン。コークにも2つ目のセンターが1月初旬にオープンする。ブースターの接種を行うGPも増える。GPで接種する人の数は先週の8万人から今週は16万人へと倍増する。
ワクチンを投与する薬局の数は、今週の700から1月には1000に増える。接種後に15分間待機する必要はなくなった。これにより、より多くの人がワクチンを打てる。
Q. ワクチンを打てる人の基準は変わった?
変わった。前回のワクチン接種から5か月ではなく、3か月経っていればブースターを打てるようになった。これは、より多くの人をウイルスから守るために、今週のはじめに変更されたもの。
Q. 1回目、2回目のワクチンもまだ打てるのか?
打てる。まだワクチンを打っていない人は初回のワクチンを打てる。初回のワクチンを打っている人は今でも毎日600人ぐらいいる。5歳から11歳までの子供の初回接種は12月20日に始まる。まず、小児病院に入院中の子供から。既往症のある子供の接種は12月28日に始まる。残りの高リスクの子供は1月3日から。一般の子供は1月10日から。
Q. ブースター・ワクチンを打つのはなぜか?
最初の2回のワクチンの効果は数か月後に弱まる。ブースター・ワクチンはオミクロン株にも効果がある。ファイザー/ビオンテックによれば、ブースター・ワクチンによってオミクロン株への抵抗力が25倍になる。ブースターは、感染力の強いオミクロン株への最も効果的な予防となる。
Q. ブースター・ワクチンの効果は出ている?
出ている。秋にブースター・ワクチンの接種が始まって以来、60歳以上の人の間で病院での治療を必要とする人の数は減っている。
