アイルランドでもまたコロナの感染者数が増えてきていて、政府はその対応について協議しています。アイルランドでは今回の波が第4波と呼ばれています。昨日の月曜日に感染者は4570人を数え、パンデミックが始まって以来の合計感染者数は50万人を超えました。
まず、ブースター・ワクチンの対象者の拡大が確実のようです。現在は60代以上の人に3回目のワクチンを打っているのですが、これが50代にまで拡大される模様。ちなみにUKでは40代以上にブースター・ワクチンを投与することを昨日決めました。
また、ジムや理容店/美容院でもワクチン・パスポートの提示を義務化するようです。
パブやレストランの営業時間を再び短縮することも検討されています。
さらに、現在段階的に通勤の再開を促しているのですが、これも自宅勤務推奨に変えるようです。
抗原・抗体検査にも補助金を出し、検査を受ける人が支払う金額は最高でも3ユーロにしようと動いています。
専門家会議によりますと、現時点での制限を継続した場合、1日の感染者数は5千から1万2千となり、11月下旬か12月上旬にピークが訪れます。入院者やICUに入る人のピークはこれより少し遅れてクリスマスに近い時期となります。1月に入っても数多くの感染者数が出ることになります。
ワクチン・パスポートの適用拡大にはやはり反対意見があります。フィネ・ゲールの上院リーダーのレジナ・ドハティーさんは、ジム等へのパスポートの拡大を「ばかげている」としています。イスラエルなどの国ではワクチン・パスポートの適用範囲が拡大していっているのですが、アイルランドでの導入時にはそんなことは起こらないと言われていたそうです。