昨日の月曜日、アイルランドの1日の感染者数は892人。7月15日以来、約3か月ぶりに1000人を切りました。
スティーヴン・コネリー厚生大臣は「重要なマイルストーン」と表現しています。ただし、一般的に月曜は感染者数が低く出るので注意が必要とのこと。
感染者数、入院者数、ICU使用者数は安定しているそうで、制限を解除していくという観点からいえば、これはポジティブなことだそうです。
月曜の朝の時点で、コロナで入院している人は333人。ICUに入っている人は64人だそうです。
アイルランドの成人の94%が既に1回はワクチン接種を受けています。
子供の感染者数も減ってきており、学校再開前の8月中旬よりも少ないそうです。ただ、出社や大学の登校が始まったこともあり、成人の感染者数は増加傾向。
こちらは、免疫学者のルーク・オニール教授が、現在のところ健康な60歳未満の人はワクチンのブースター・ショットは必要ないとラジオのインタビューで発言したというニュース。ただし、6か月後には状況は変わっているかもしれません。
医学誌のランセットによれば、ファイザー/ビオンテックのワクチンの有効性は、2回目の注射から6か月後に88%から47%に落ちるとのこと。これは、より感染力の強い変異株のせいというよりも、単純にワクチンの有効性が落ちるということらしいです。
デルタ株に対してもワクチンは効き目を保っているとオニール教授は言っています。
現在のところ健康な60歳未満の人はワクチンのブースター・ショットは必要ないとオニール教授は考えていますが、しばらくたてば状況は変わるかもしれない。欧州医薬品庁は18歳以上の人にブースター・ショットを投与することができるというガイドラインを出していますが、最終的な判断は各国政府にまかされています。
したがって、最終的にコロナのワクチンはブースターを含めて3回打つのがスタンダードとなる可能性があります。C型肝炎ワクチンなど、3回うつのがスタンダードのワクチンは既にあるそうです。
