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2022ワールドカップ予選第  8 戦: ルクセンブルク 0 – 3 アイルランド

 

 

2022ワールドカップ予選第  8 戦 (最終戦)、アイルランドは敵地でルクセンブルクと戦い、3-0で快勝しました。

 

www.irishtimes.com

 

後半67分にダフィーが先制点をあげるまでは互角の戦いでしたね。ルクセンブルクのゴールが直前のファウルで取り消されたりはありましたが、均衡が破れるまではあまり盛り上がりのない試合。アイリッシュ・タイムズ紙のメアリ・ハニガン記者のテレビ観戦記によれば、裏でやっているポルトガルセルビアの天王山にチャンネルを変えたくなった人も多かったのではないかとのこと。

 

しかし、先制点のあとはアイルランドの調子が出てきて、2 点目は14のパスをつないだ上で最後にオグベネが決めるというもの。実況のダラ・マロニーも「シャンペン・フットボール」と大絶賛。3点目は左サイドからマクレーンがクロスをあげてナイトが折り返してロビンソンがタップイン。

 

ルクセンブルクには3月にダブリンで苦杯をなめさせられているので、そのお返しができたということでしょうか。これにからんで昨日の試合後にちょっと悶着があったみたいで、ルクセンブルクのリュック・ホルツ監督が、詳細は明らかにしませんでしたがアイルランドのチーム・スタッフに「スポーツマンシップに反する行為があった」と主張したんですね。

 

3月の試合以来、アイルランドのスティーヴン・ケニー監督はアイルランドの戦い方がブリティッシュ・スタイルのロング・ボール戦法だと言われたことに腹を立てているとかいないとか。

 

ケニー監督の方は、ホルツ監督と顔も合わせていないし言葉も交わしていないと主張しています。まあ、チーム・スタッフと何かあったのかもしれませんが。

 

「ブリティッシュ・スタイルのロング・ボール戦法」には2つイラっとするところがあって、まずアイルランドはブリティッシュではないということ。それから、やはりロング・ボール戦法はあまり洗練されてない戦法だと思われているということです。

 

ケニー監督はジョン・ジャイルズ、リアム・ブレーディ、ロイ・キーンなどの名前をあげて、アイルランドはロング・ボールばかりじゃないよと反論しています。

 

ホルツ監督は昨日もまた「フェア・プレイじゃないし、がっかりした。イギリスのチームはあんまりそんなことしないのに」と言ってイラっとさせにきています。わざとかどうかはわかりません。

 

RTE の解説はリアム・ブレーディとリッチー・サドリアーだったのですが、この2人はケニー監督の契約を更新すべきかどうかについて意見が真っ二つに分かれていました。サドリアーが熱烈なケニー支持派。ブレーディが懐疑派です。

 

ケニー監督は就任以来勝てない日々が続き、今年の秋になってからやっとチームが形になりはじめたという感じ。確かにアイルランドの選手リソースには限りがあるので、ハニガン記者の言葉を借りれば、「くたびれたベテランと数年前までサンタに手紙を書いていたような若いプレイヤーを組み合わせていい仕事をしている」のかもしれません。

 

ケニー監督はプレイヤーやサポーターからの信頼も厚く、辛口で知られる評論家のエイモン・ダンフィーなんかも褒めてるようですから、協会としても続投を選択するのではないでしょうか。ブレーディも試合後には「私は意見は変えないけれど、ケニーの契約更新はまちがいないだろう。幸運を祈る」としています。

 

アイルランド: Bazunu (Portsmouth); Coleman (Everton, capt), Duffy (Brighton and Hove Albion), Egan (Sheffield United); Doherty (Tottenham Hotspur), Hendrick (Newcastle United), Cullen (Anderlecht), McClean (Wigan Athletic); Ogbene (Rotherham United), Robinson (West Bromwich Albion); Idah (Norwich City).

 

サブ: Jason Knight (Derby County) for Idah (62), Browne (Preston North End) for Ogbene (82), Omobamidele (Norwich City) for Doherty, Hourihane (Sheffield United)for Cullen, Parrott for Robinson (K Dons) for (all 89).

 

得点: Duffy (67), Ogbene (75), Robinson (88)

 

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他球場の結果は、ポルトガル1– 2セルビアアゼルバイジャンはお休み。ポルトガルセルビアの試合は頂上決戦。セルビアは勝たなければ自動出場権を得られない。ポルトガルは引き分けでOK。2位になるとプレイオフに回らなければなりません。この試合が凄い試合になりました。

 

開始早々に守備のミスからレナト・サンチェスのシュートでポルトガルが先制。前半33分にタディッチのシュートをポルトガルGKのパトリシオが後ろにこぼしてセルビアが追い付きます。試合は膠着状態が続き、引き分けのままポルトガルが自動出場権を獲得するかと思われましたが、試合終了直前にミトロヴィッチがヘディングを決めてセルビアが劇的な勝利を飾りました。

 

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