今週末、政府は今後のロックダウン計画をまとめていますが、残っている制限については9月20日から段階的に解除する予定のようです。
会社員の出社に制限がなくなり、コンサートなどのライブ・エンターテイメントも再開し、コミュニオンやコンファメーション (聖体拝領式と堅信礼) も実施可能になります。
最終的には火曜日の閣議で決定されるようですが、国家公衆衛生緊急チーム (Nphet) の要件をすべて満たさなくても、政府は制限の緩和を進めていく方針です。Nphet の定める要件のひとつは、16歳以上の90%以上がワクチン接種を済ませることですが、これは9月20日までに達成できる見込みだそうです。
また、Nphet は、Covid以外の医療サービスに支障がでないように、病床とICUの稼働率が下がっていること、または低いレベルまで下がることを求めています。この要件については政府の中に異議を持つ人がいて、入院中の患者の数が減るのは、陽性者数の数や新規入院者の数が減るのよりも遅くなる。これを待っていると制限の緩和が11月までずれこんでしまう、ということです。したがって、こうした要件を満たさなくても、9月からの緩和を進めるということです。
政府の中では、Nphetのアドバイスのすべてに従っていたら、大幅に制限を緩和するまで数か月も待たないといけない、というのがコンセンサスのようです。
エイモン・ライアン運輸大臣は、会社への通勤が再開されることを見越して、来週から公共交通機関は収容率100%まで客を乗せられるように戻したい意向です。
オフィスへの出社は9月から段階的に始まる予定です。これをどのように進めればよいかについて、HSEでは雇用主向けのチェックリストを準備しています。
劇場などへの入場にもワクチン・パスポートの使用が検討されていますが、まだ最終的な結論は出ていません。
屋内でのスポーツやダンス教室なども再開される予定です。