たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

10 月まではロックダウンの制限が残るっぽい。

 

 

ロックダウン緩和の今後のロードマップを策定する政府のCovid-19小委員会が今週金曜日に開かれるようですが、国家公衆衛生緊急チーム(Nphet)は16歳以上の大部分の人がワクチン接種を完了するまで、さらなる緩和を検討しないという意見のようです。大部分というのは85%から95%ですね。したがって、現在も残っている制限の大部分は10月までは残るということになります。

 

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9月の24日から26日にかけて、エレクトリック・ピクニックという大規模な野外コンサートが計画されていて、地元のリーシュ県庁はこのイベントの開催に OK を出しています。リーシュ県庁は、このライセンスの取り消しを検討する法的な規定がないとしています。つまり開催許可を取り消すつもりはないということ。政府の方も、ワクチン接種を完了した人を対象とした屋外イベントを制限する法律はないとしています。主催者は最大で70,000人の観客が集まると予測しています。

 

2021/09/01追記: リーシュ県が開催にOKを出していたという記述は誤りで、OKを出していませんでした。「その決定を翻すことを検討する法的な規定がない」ということでした。お詫びして訂正します。

 

政府内の一部には、イベントの日付を変更してほしいと考えている人々もいるみたいですが、屋内イベントにおけるデジタルCovidパスポートの使用を司る現在の法律を変更する可能性は低いようです。

 

www.irishtimes.com

 

一方、ライアンエア社長のマイケル・オリアリーさんは、アイルランドの観光業界が回復するまでに4~5年かかるだろうと言っています。

 

ライアンエアは、アイルランドのキャパシティの10~20%を、航空業界の回復が早いヨーロッパのほかの国に移すようです。

 

オリアリーさんは、パンデミック中の航空業界への対応について政府を手厳しく批判し、エイモン・ライアン運輸大臣は13か月の間、何もしなかったと言っています。

 

オリアリーさんは、国内の旅行者でアイルランドの観光業界を救うという政府の考えを「奇妙(Bizarre)」と形容し、インバウンドの観光客を増やすために航空便の回復に力を入れなければ、業界は深刻な困難に直面するだろうとしています。他の国は航空会社にインセンティブを与えるなどして競争は激化しているのに、政府はのんびり構えているとしています。

 

業界は回復計画をライアン大臣に提出したそうですが、その計画書は大臣の机の上で眠っているとオリアリーさんは主張します。

 

他の国は航空便を誘致するためにいろいろ頑張っているようです。たとえば、ライアンエアは今週、クロアチアでの新しい路線を発表しました。来週はロンドンでも新路線を発表するようです。しかし、オリアリーさんによれば、ライアン大臣はやる気がないそうです。

 

一方、ライアン大臣の言い分ですが、政府は賃金の休業補償などの形で3億ユーロを観光業界に投入しており、それに加えて1.5億ユーロの貸付金も用意したそうです。この支援金には、地方空港への8000万ユーロ、ダブリン空港とコーク空港を管理するDAAへの50000万ユーロが含まれるそうです。

 

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マイケル・オリアリー (左) とエイモン・ライアン

 

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