オークションで買ったものが家の中のいたるところに転がっていて収拾突かないので、一部をオークションで売ろうかと思っています。ほんとうに気に入っているものとアイリッシュ・ウイスキー関連のアイテムだけ残して、徐々に整理していきたいと思っています。
そこで今日は売りに出したいと思っているものを中心にご紹介します。
まず、ポートワインのサンデマンのホウロウ看板。看板といっても凄く小さいです。縦が30cmくらい。これ、デザインはとてもいいですよね。黄色と赤のコントラストも素敵です。似たようなサイズのタバコの看板とあわせてハンマープライスは55ユーロでした。
続きまして、Lilia というブランドの衛生用品の自立式鏡。Soluble Towel と書いてあって、水溶性のタオルという意味ですから、水洗便所に流せる紙タオルという意味なんでしょうね。Lilia Towel で検索すると、1957年に Packet of 12 Lilia towels というのが販売されていたというテキストが出てくるのですが、画像は出てきません。ティッシュペーパーみたいなものだったのでしょうか。ハンマープライスは40ユーロ。
次はブルークロス (Blue Cross) という飼料のブリキ看板。一定の条件を満たした飼い主のペットに無料で医療を提供する慈善団体をブルークロスといいますけど、それとは関係ないみたいです。ハンマープライス35ユーロ。
こちらはラングス (Lang’s) というスコッチ・ウイスキーのパブミラー。このデザインはわりと気に入っています。絵柄からして第二次世界大戦ごろのものではないかと思います。ラング・ウイスキーはガヴィンとアレクサンダーのラング兄弟が1861年に設立。最初はウイスキーを買ってきてブレンドして販売するという商売をしていました。1876年にグレンゴイン蒸留所を買収して蒸留事業にも乗り出します。ラング・ブラザーズ社は1865年にロバートソン＆バクスター・グループに買収され、2003年には「グレンゴイン」と「ラングス」のブランド使用権と原酒の多くがイアン・マクロード・ディスティラーズに売却されました。あまりなじみがありませんが、ラングスという名のウイスキーは今でも販売されています。書かれている「Abune them a Lang’s」の Abune はスコットランド語で above の意味だそうです。額縁入りの写真とあわせてハンマープライスは150ユーロでした。
今回の最後はアルトワ式井戸 (Artesian Well) を掘る会社のポスター。ダブリンはインチコアにあったAGキャンベル社のものです。アルトワ式井戸というのは自噴式の井戸です。フランス北西部のアルトワ地域に自噴式の井戸が数多くあったことからこの名前が付いたようです。インターネットで検索してもこの会社の情報は全く出てきません。ハンマープライスは75ユーロ。
今回は以上です。
