どうも世界的にデルタ株が厄介の種になっているみたいですね。
ワクチンの接種率が世界でもトップレベルに高いイスラエルでは、感染者数が大きく減り、10日前にはマスク着用の規則を撤廃したのですが、やっぱり室内ではマスクしてね、と方向転換したそうです。
今週は感染者数が138人出ていて、これは先週の4倍以上だとか。まあ、138人ですからそんなに大規模な流行とはいえないと思いますけれど。2つの学校でクラスタが発生したようで、12歳から15歳の子供にもワクチンを打たせるようにと保護者に呼び掛けています。イスラエルで2回の接種を終えた人の割合は全人口の約55%です。
アイルランドのミホール・マーティン首相も、ジョンソン&ジョンソンとアストラ・ゼネカのワクチンを若年層にも投与することを検討するようです。これまではJ&JとAZのワクチンは50歳以上の人に投与するという方針でしたが、デルタ株がまん延しているので、リスクとベネフィットのバランスが変わったということです。
ファイザー/ビオンテックとモデルナのmRNAワクチンは第3四半期まで追加供給を望めないということで、J&JとAZのワクチンが余ってしまうという事情もあるようです。
予定通りに7月5日にパブ・レストランの屋内営業を再開するのはどうやら無理のようです。7月の第2~第3週にはデルタ株が感染者の50%、8月初旬には90%を占めるようになると見られており、営業再開を遅らせることで、感染をおさえ、ワクチン接種率を高めたい考え。
レストラン協会は、来週の月曜には決定してくれないと、いろいろ準備があるんで困りますよ、と言っています。
10月のダブリン・マラソンを開催するかどうかには、6月25日までに決定される予定でしたが、様子を見るということで7月15日までに決定を先延ばしすることになりました。