6月の飲食店の営業再開に向けて、ガイドラインが発表されました。その内容についてQ&A形式の記事が掲載されていたのでご紹介します。
Q このガイドラインは何のためで、なぜ今発表されたのか?
A 外食産業の営業再開に先立ち、アイルランド観光庁がガイドラインを作成した。事業主が今後数か月間の計画を立て、従業員や顧客の安全を守るためである。ホテルは6月2日、パブ/レストラン/カフェが8日に再開するにあたって、外食産業界はガイドラインの策定を求めていた。屋内での飲食は7月に再開される予定。
Q ホテルの宿泊はどうなるか?
A 6月2日以降にホテルの予約が可能になるが、宿泊している限り、そのホテルのバーやレストランで室内で飲食できる。テーブルの間隔は1メートル。予約が必要。制限時間は105分。
Q レストランやパブで屋外での飲食を予約するとどうなるか?
A 6月7日以降から屋外のテーブルの予約が可能になるわけですが、次のルールが適用されます。テーブル間の間隔は1メートル以上。テーブルあたり、13歳以上の人は6人まで。この人数には12歳以下の同伴の子供は含まない。子供を含めた最大人数は15人。時間制限を設けるかどうかは店にまかせられる。11時30分までに客を帰すこと。
Q 屋内での飲食はどうなるのか?
A いつ屋内での飲食を解禁するかについて政府は金曜日に決定する。現在のガイドラインでは、テーブルの間隔が1メートルの場合は予約が必要で時間制限が105分 (中途半端なのはテーブルの片づけに15分見ているため)、2メートルの場合は予約は不要で時間制限もなし。
Q ちゃんとした食事 (Substantial Meal) をパブで頼む必要がある?
A なし。(去年は9ユーロ以上の食事を酒と同時に頼む必要があった)
Q ホテルでの結婚式はどうなるのか?
A 5月10日から、式には50人の招待客が出席でき、屋外のレセプションには15人、屋内の場合は6人の招待客が出席できるようになっている。この人数に新郎新婦、スタッフ、フォトグラファーは含まない。レセプションは座っての食事のみ。ライブ音楽やダンスは禁止。
Q 今回のガイドラインでは換気に重点を置くという話だったが、それはどうなった?
A ガイドラインは非常にシンプル。窓を開けるか、機械的な換気システムを導入すること。「ウイルスを含む大きな飛沫は数秒内に周囲の表面に付着するが、ウイルスを含む小さい飛沫はそれよりも長い間漂い続ける。窓/扉をあけるか、機械的な換気システムを使用することで、室内の空気を希釈することは大気中のウイルス濃度を下げ、空気から小さな飛沫を取り除く」
また、アイルランド・レストラン協会は、飲食店での室内飲食の許可が7月にずれこむことについて、「科学に基づいていない」と政府を非難しています。訴訟についても検討するとのことです。