5月、6月に向けてのロックダウン緩和の計画が政府で話し合われているようです。今週末までに具体的な発表がある模様。
5月の緩和策も、4月と同様に2段階に分かれるようです。理容店や美容院の営業、大人の野外トレーニング (身体接触なし) するのは5月の末になりそうです。運転免許テストの再開も検討されています。
「ワクチン・ボーナス」(ワクチンを接種した人にだけ認められる行動) も検討されていて、たとえば、ワクチンを打った人だけの場合は、通常より多くの人が室内で集まれるなど。
宗教的な集会 (ミサなど) に集まることのできる人数も 50 人ほどをめどに増やすことを検討中。
5月の前半に再開されるのは、小売店のクリック・アンド・コレクト・サービス。ガーデンセンターの営業再開。5月の末には不要不急の小売店の一部の再開も目指す模様。
6月については、飲食店の営業再開や県境を超えての移動の許可が検討されています。いつこれが許可されるかの正確な日付は綱引きがありそう。医療当局は6月のパブリック・ホリデー (7日) の後にしたいが、政治家の中にはその前にしたい人もいると。ロング・ウィークエンドは旅行業界にとっては稼ぎどきですからね。
以前はちゃんとした食事を出すパブは営業できて、そうでないパブは営業できないという区別がありましたが、この区分けはなくなりそうです。屋外で飲食物を提供するなら、ちゃんとした食事を出さなくてもOKということになりそう。
ここでちょっと問題になりそうなのは、ホテルは室内での飲食に営業収入のある程度を頼っている部分があるのですね。ですので、ホテル/宿泊施設だけは室内での飲食提供を許可するなどの案もあるようです。
ミホール・マーティン首相はラジオのインタビューで「1月以来の政府の戦略はうまく機能しており、市民の皆さんも協力してくれている」としています。今回は営業を再開したらもう一度ロックダウンするということはないようにしたいと強く考えているようです。
ワクチンの供給にはいろいろな問題が発生しましたが、6月の末まで成人の82%に少なくとも1回の接種を済ませるという目標は変わっていないようです。
また、既往症のない50歳以下の人で、半年以内にコロナ陽性の診断を受けた人は、1回ワクチンを接種するだけで予防接種が完了したものと見なすべきだという提言があり、政府も承認しました。