一昨日の金曜日はまたしても天気が良かったので、リーシュ県とキルケニー県に道端の給油機を撮りに行ってきました。行ったのはリーシュ県のバリナキル (Ballinakill) と、キルケニー県のバリラゲット (Ballyragget)、フレッシュフォード (Freshford)、ガルモイ (Galmoy)、タラローン (Tullaroan) です。どれもこの企画を始める前は聞いたことのなかった地名です。
最初に行ったのがバリナキル。幅の広いメインストリートが一本通っていてその中ほどの両脇に小学校と教会があります。昔はマーケット・タウンだったそうで、その面影が残っていますね。メインストリートからちょっと外れたところに CostCutter のコンビニがあって、その前に稼働中の給油機が1台おいてありました。品のいいクラフトショップが一軒あって、そこで紅茶とクッキーを食べました。
続きましてバリラゲット。人口は1000人強。街の中心にスクエアがあってその周りに商店が立ち並んでいます。その中の一軒、雑貨屋兼カフェの McGrath's というところでハム&チーズ・サンドイッチと紅茶を頼みました。スクエア沿いの歩道に退役した臙脂色の給油機が2機たたずんでいました。軽量メーターがガロン表示になっています。EUの規定に従い、アイルランドでは1993年末からガソリンをリットル単位で売るようになりました。
続きましてフレッシュフォード。こちらも町の中心にスクエアがあります。スクエア沿いの歩道にガロン表記の臙脂色の給油機とリットル表記の白い給油機が一台ずつありました。ハーリング王国キルケニーですから、こちらのパブも応援ムード満点です。
続きましてガルモイへ。こちらは残念ながら給油機が撤去された後でした。くやしいのでグーグル・マップのスクリーンショットを載せておきます。2011年の写真です。
しかし、ガルモイに行く途中で思いがけずラウンド・タワーを発見。こういう出会いがあるのも下調べなしの旅行の楽しいところ。グランジファータ (Grangefertagh) のラウンドタワーというらしいです。そばに教会の廃墟もあるのですが、そこがゲーリック・ハンドボールのコートとして利用されていたというのが面白いです。
最後はタラローン。こちらは農村地帯のなかの集落といった感じです。遠くには風力発電のタービンが数基見えます。Lobitos と Burmah のガロン表記の給油機が一台ずつありました。もちろん退役済みですが、ペンキを綺麗に塗り直して外観はメンテされているようです。
このあと、同じくキルケニー県のバリヘイル (Ballyhale) という町まで足を伸ばそうかと思いましたが、2時半にして既に暗くなりかけていたので帰途につくことにしました。
ちなみにキルケニーのハーリング選手権で優勝回数が最も多いのはタラローンとバリヘイルの20回だそうです。タラローンは古豪で最近は振るわず、前回優勝したのが1994年。一方のバリへイルは1978年に初優勝して以来、46年で優勝20回、準優勝7回を誇ります。