屋内飲食の再開の延期が今日の1時ごろ、ミホール・マーティン首相から正式に発表されました。
屋内飲食は当初の予定では 7 月 5 日に再開される予定でしたが、デルタ株の流行により、予定どおり再開するのはリスクが高すぎると判断されました。延期は2週間ほどになるのではと予測されていましたが、いつまで延期するかは明確には示されませんでした。
国家公衆衛生緊急チーム (NPHET) は、ワクチン接種の完了した人のみに屋内飲食を制限するべきだと提言しています。お客さんがワクチン接種済みであることを証明する計画を政府が組み上げるまで屋内営業の再開を延期するということらしいです。計画自体は7月19日までに書き上げる予定。それをいつ実施に移すかは未定ということです。
マーティン首相「私たちは変異株とワクチンとのレースの真っただ中だ。ワクチンが勝てるように私たちにできるすべてのことをしたいと思っている」
ワクチン証明書の利用はアイルランド政府はもともとは考えていなかったようです。ただ、すでにいくつかの EU 加盟国で導入されています。
7月5日に緩和が予定されていた屋内飲食以外のアクティビティは、予定どおり実施されます。結婚式に出席できる人が25人から50人に増え、5000人の収容能力を持つスポーツ施設で行われる試合を観戦できるのは、200人から500人になります。
ホテルは6月2日から宿泊者に屋内飲食を提供できるようになっていますが、これはそのままです。
パンデミック失業給付金 (PUP) の新しい申請の受け付けは6月30日に終了する予定でしたが、これは7月7日まで延長されます。
レストラン協会などは当然のことながら今回の決定にがっかりしています。ワクチン接種者のみにサービスを提供するのは平等の観点から法的に問題があると指摘しているほか、実際に導入するには何週間もかかるとしています。
ワクチン証明書の話は突然出てきた印象なのですが、レストラン協会もその点を指摘して、よく練られた案なのかどうかに疑問を呈しています。
