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パンデミック/ロックダウンに関するアイルランド人の意識調査

 

 

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アイリッシュ・タイムズと Ipsos MRBI によるパンデミック/ロックダウンに関する意識調査の結果が記事になっていました。

 

www.irishtimes.com

 

政府にとって良いニュースは、ワクチンを受けるつもりにしている人が大多数だということ。受けるつもりにしている人は80%に達します。受けないという人は14%。ちなみに3%の人が接種済み。65歳以上に限るとワクチンを受けたい人は94%に上ります。ヨーロッパの一部の国では接種したくない人が結構いるそうなのですが、アイルランドはその点では問題なさそうです。

 

政府にとって悪いニュースは、ロックダウンの制限がきつすぎるか緩すぎるかという質問に関しては、意見が分かれているということ。制限が適切だと言う人は43%、緩すぎるという人が24%、きつすぎると言う人が31%。つまり、政府が今後どのような対策を取るにせよ、文句を言う人が出てくるということです。

 

ロックダウンを緩める際の優先順位については、人々の意識は政府の方針とほぼ一致しています。学校の再開があって、次に建設現場。他の家を訪問することや県境を超えての移動、不要不急の小売店の営業再開は、やや優先順位は劣りますが、夏までには再開してほしい。パブや飲食店の室内営業、海外旅行は、ほとんどの人のワクチン接種が終わるまで待ってもいいとのこと。

 

意見が大きく分かれているのは、年配者や持病のある人がワクチンを受けた時点で通常生活に戻す「Live with Covid」戦略 (政府の方針はこちら) か、ウイルスがほぼゼロになるまでロックダウンを継続する「Zero Covid」戦略か。前者を支持するのが68%ですが、後者を支持する人も30%とかなりいます。

 

こちらも同じ意識調査についての記事ですが (上の記事は社説、こちらの記事は政治記者が書いた記事)、記事中のグラフは「居住地域」「年齢」「支持政党」「社会階層」「性別」などの属性ごとにインタラクティブに結果を表示することができる。

 

www.irishtimes.com

 

下の図の左上にあるドロップダウンで属性を変えることができるわけです。

 

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 これを見ると、若い層はやはりロックダウンがきつすぎると思っているんだなあとか、ワクチン受けたくない人はシンフェインと緑の支持者に多いんだなあ、なんてことがわかります  (まあ、この2つの政党の支持者は若い人が多いから、思想信条というより年齢の話なんでしょう)。

 

 

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