先週の木曜日は、アナメアのコート・トゥーム、イニスキーンのパトリック・キャバナー・センター、ラーラのブリキの教会を巡った後、キャリックマクロスにもう一度行きました。キャリックマクロス・ワークハウスを見学したかったのですが、ここはどうもガイドツアーでなければだめみたいで断られました。そこで夕暮れまで時間があったので近くのシャーコック (Shercock) という町まで行ってきました。
シャーコックはモナハンとの県境に近いキャヴァン県の町。人口は2022年の国勢調査で574人。シラン湖 (Lough Sillan) という湖の近くにあります。19世紀の半ばにはこのあたりには5000人が暮らしていたそうですが、大飢饉と移民によって1841年から1891年の50年間で人口は半分に減りました。パトリック・キャバナーの1948年の小説『タリー・フリン』(Tarry Flynn) はシャーロックのあたりを舞台としています。
キャヴァン県のこのあたりには、17世紀初頭に主にスコットランドの長老派の人々が移民してきたエリアです。ベイリーボロ (Bailieborough)、クートヒル (Cootehill)、キングズコート (Kingscourt) などの近くの町は英語またはスコットランド語の新しい名前が付けられましたが、シャーコックはアイルランド語の名前を今でも維持しています。
200メートルほどのメインストリートの両側にお店が並んでいます。看板がゲーリック風のレタリングでかっこいいお店がいくつかありました。