今日はオークションや蚤の市で買った鉄道関係と郵便関係のアイテムを見せびらかしたいと思います。
鉄道と郵便に共通する点は「秩序」ですよね。決まった時間に電車が来て、決まった時間に目的地に到着する。今日のお昼に郵便ポストに手紙を投函すれば、明日の朝には相手に届く。美しいじゃありませんか。
それでは郵便関係から。まず、英語とアイルランド語の看板。両方の言語で「郵便局」「公衆電話」と書いてあります。両面看板です。
これはおそらくすべての郵便局の軒先に掲げられていた看板。オークションでもよく見かけます。公衆電話が郵便局にしかない時代ですから、1960年代くらいでしょうか。ハンマー・プライスは150ユーロ。
次は手書きの木製看板。こちらもバイリンガルの看板です。
こちらはベルモントという町の郵便局の看板。ベルモントという町はオファリー県にしかないようですから、おそらくそこのもの。ウィキペディアによりますと、2016年の時点で人口200人。既に郵便局はないようです。緑と黄色の色味からして上の看板と同じ時代のものでしょうかね。今の郵便局 (An Post と言います) はもう少し明るい緑を使うんですよね。ハンマー・プライスは確か100ユーロぐらいだったと思う。
続きまして鉄道関係です。まず、グレート・サザン・アンド・ウェスタン鉄道 (GS&WR) の 1899年のポスター。
コークやケリーのあたりからダブリンを経由して、リバプール、マンチェスター、そして終点ロンドンまで遠足に出かけましょう、というポスター。料金表もついています。GS&WRは、1844年から1924年まで存在したアイルランドの鉄道会社で、コークとダブリンを結ぶ路線を軸として経営されていました。このポスターは蚤の市で100ユーロで買いました。額縁も売主のおじさんが入れてくれていたものです。
最後は、Córas Iompair Éireann (CIÉ) の昔のロゴのエナメル看板。CIÉ はアイルランドの公共交通システム。半官半民みたいな体制で、アイリッシュ・レール、ダブリン・バス、バス・エアレンなどを運営しています。
このロゴは1948年から1964年まで使われていたもので、「空飛ぶカタツムリ」(The Flying Snail) という愛称で親しまれていました。この看板は、ダブリン郊外のグレナギーリー駅の出札口にかかっていたものだそうです。ハンマー・プライスは280ユーロ。とても気に入っています。