アイルランドで議論を呼んでいるワクチン接種済みの人のみにレストラン等での屋内飲食を認めるというプランですが、ワクチンの接種を受けていない人でも、検査が陰性であれば屋内飲食を認めるという案が出ているようです。ただ、具体的にはまだ何も発表できる段階にはないようですので、これからどうなるかはわかりません。
イングランドは、7月19日に3回目のロックダウンを終了する予定ですが、そのときにはマスクに関する制限も撤廃するとのこと。コミュニティ担当国務大臣のロバート・ジャンリック氏によりますと、7/19日以降は「国があなたにどうしろこうしろと言うことはなくなる」のだそうです。イングランドでは7/19のことを「自由の日」(Freedom Day)などと呼んでいるようです。
HSE トップのポール・リード氏は、8月の終わりか9月の初旬には、アイルランドの希望する成人のすべてにワクチン接種が完了するという見通しを発表しました。アストラゼネカやジョンソン&ジョンソンのワクチンを若い層にも使えるという公式なアドバイスが出たことと、mRNAワクチンをルーマニアから融通してもらえることになったことが理由。政府はルーマニア以外のEU諸国にも、使わないワクチンを売ってくれと働きかけているようです。
地域によってコロナの感染率に大きな違いがあるようで、先週の月曜の段階で、過去14日間の感染率が最も高かったのはドネゴール県のバンクラナ (Buncrana)。10万にあたり608.1人。全国平均が102.6人ですから、約6倍ですね。
2位がウォーターフォード県のダンガーヴァン (Dungarvan)で600.1人/10万人、3位がドネゴール県のカーンドナ (Carndonagh) で489.3人/10万人だそうです。ダブリンで全国平均より高い地域は、キャッスルノック、オンガー、ブランチャーズタウン/マルハダート地域です。
アイルランドのワクチン合計接種回数は現在4,107,247回。1回でもワクチンを打った成人の割合は66.8%です。
