パトリック・キャバナー・センターのあるイニスキーン (Inniskeen) の村は思いがけず美しい村で、散歩が楽しかったです。
村のはずれをフェイン川 (River Fane) が流れ、川のほとりには古い教会とラウンドタワーがあります。ここは6世紀に聖ダイ (St Daigh) が修道院を開いたところ。 現在の教会は1854年ごろに古い教会のあった場所に建てられたものです。ラウンドタワーは上部が失われており、元々は現在残っているの塔の2倍から3倍あったのではないかと言われています。
村のいたるところにパトリック・キャバナーの面影が潜んでいます。カフェの名前はラグラン・ロード・ティー・ルーム。パブの看板やすりガラスにもキャバナーの横顔。ベンチに座るキャバナーの影絵風のモニュメント。そして、彼の代表作である「Inniskeen Road: July Evening」に自転車が登場することから、自転車がキャバナーを連想させるアイテムとして認識されているようです。
北アイルランドのボーダーが近いということもあって、1916年のイースター蜂起で処刑された16人や、1981年のハンガー・ストライキで死亡した10人を悼むメモリアルもありました。
お昼ご飯はラグラン・ロード・ティー・ルームで食べました。ミニ・ブレックファストを頼もうかと思ったのですが、隣のテーブルの女性2人がフル・ブレックファストを注文していたので、ここでミニでは男の沽券にかかわると思い、私もフルブレックファストにしました。田舎風のグリーシーなブレックファストでとてもおいしかったです。モナハンはアルスターということで、先日のクロスマグレンのときと同じく、ここでもポテトブレッドが出てきました。
私の好きな野良ガソリンスタンド (ロードサイドの給油機) がありました。
学校の壁に描かれた壁画2つ。
壁埋め込み式郵便ポスト。