最近はクリスマス・カードや年賀状を省略したり、オンラインで済ます方も多いと思いますが、私は基本的に郵便関係が好きなこともあって、今でもクリスマス・カードを出しています。でも、仕事関係を入れても10通ぐらいですかね。
今年購入したクリスマス・カードはこちら。
表には青い毛糸の帽子と「Warmest Wishes from Dublin」と書かれています。青はダブリンの県の色なんですね。カードの中には、青い文字で「Merry Christmas & Happy New Year」と書かれています。
デザインは Little Paper Mill という会社です。
この会社のカードはオンラインでも購入できるようですが、私はいつも行くBlas Café (ブラス・カフェ) で買いました。Blas Café の中に小さいクラフト・ショップがあるんです。
Blas Café というのはキングズ・イン・ストリート (King’s Inn Street) のチョコレート・ファクトリーというビルの中にあります。なぜ、チョコレート・ファクトリーというかというと、もともとはチョコレートなどのお菓子を作る工場だったからです。
この建物が作られたのは1900年頃。1908年に火事で焼失し、1910年に再建されたとか。現在もその当時所有していたお菓子会社の名前が建物のコーナーに残っています。
この建物に関する簡単な説明はこちら↓。(英語)
この建物が工場としての役目を終えたあと、しばらく荒れるがままになっていたようなのですが、わりと最近になって改装され、クラフト系の職人さんやアーチストがスペースを借りられるクリエイティブ・スペースとして再オープンしたようです。
チョコレート・ファクトリーの Web ページを見てみると、20を超える個人/小さな会社がここに本拠を置いているようです。そして、Blas Café に併設されたクラフト・ショップでは、この建物の住人たちが作った工芸品などが売られているのでしょう。
さて、私が買ったカードですが、1枚だけ買うと2.5ユーロ。6枚セットで8ユーロです。クラフト系のカードはセットで売っていないことが多いので助かりました。
また、日本でお正月切手が毎年発売されるのと同じように、アイルランドではクリスマス切手が毎年発行されます。今年のデザインはこんな感じ。
5枚セットでシールになっています。N と書いてあるのが国内郵便 (National)、W と書いてあるのが国際郵便用です (Worldwide)。アイルランド国外に送る場合は、どこに送っても、はがきでも封書でも同じ値段です。
ちなみに N または W と書いてある切手は、郵便料金が値上がりしても、追加料金を支払わずに使うことができます。つまり、今の国内普通郵便の値段は 1 ユーロです。これが例えば将来1.20 ユーロに値上がりしたとします。1 ユーロの額面の切手は 0.20 ユーロの切手を追加で貼らないといけませんが、N と書かれた切手はそのまま使えるということです。
