私は毎日、自分に絵葉書を出しています。まあ、サボるときもあるので、そこそこ毎日。2917年の8月30日に始めたので、ちょうど3年になりました。
書く内容はたわいのないことです。その日にしたこと。映画見たとか、夜ごはんに何を食べたとか。要するに日記です。
始めたきっかけですが、あるチャリティー・ショップに行ったところ、アイルランドのひと昔前のなんでもない絵葉書が50枚ほど2ユーロで売っていたので、買ったのです。引き出しにしまっておくだけではつまらないので、使ってみようと始めました。
毎日自分に絵葉書を出すメリットについて説明します。
第一に、ほぼ毎日絵葉書が届くので嬉しいです。
また、私はもともと郵便関係好きなので、記念切手とか買いたいんですが、切手を収集するほどではないんですね。なので毎日絵葉書を出すという口実で記念切手を買うことができます。
それから、旅行に出かけた時に買う物ができるんですよ。アイルランド国内を1人で車で日帰り旅行したりしますが、そのとき記念に買う物がないんですよ。そんなに欲しくもない高い物を買うわけにもいかないし、冷蔵庫マグネットばかり買うわけにもいきません。
そういうとき、絵葉書は便利です。行った場所ならではの絵葉書がありますし、なにより安いです。
それから、まあ日記ですから、あとで見返せば当然記録にもなります。
絵葉書にもいろいろありますが、アイルランドにいるときは、アイルランドに関係する絵葉書を使うようにしています。日本に一時期帰国したときは日本テーマの絵葉書を出します。
アイルランドに関係する絵葉書といっても、いくつかカテゴリがあります。
1 つはキャロル (土産物のチェーン店) で売っているような観光客向けの絵葉書。Real Ireland や John Hinde などのポストカードですね。これらは安いのでよく買います。
それから、宣伝グッズとしての絵葉書。こちらは当然無料で手に入ります。私は宣伝の絵葉書が好きで、すぐに捨てられてしまいそうな儚さが素敵です。
それから、アート系の絵葉書。先日ご紹介したアイルランドの風景写真の絵葉書セットもそうですし、美術館や博物館でも手に入ります。
町を歩いてこまめに探すのが楽しいんですね。今年前半のロックダウンの最中は、散歩ぐらいしかすることなかったので、そこらへんを歩き回りました。で、トーマス・ストリートのコンビニや雑貨屋に、中途半端に古い10年くらい前の絵葉書が棚ざらしになっていて、そういうのを見つけるのも嬉しかったです。トーマス・ストリートはシティ・センターからギネス工場に行くときに通る道なので、観光客の往来も多いのでしょう。でも、あのほこりを被った絵葉書を買う人いるのかな。
この自分に毎日絵葉書を出すという趣味ですが、もっと若い頃からやっていればよかったなあと思います。きれいな写真の絵葉書をいっぱい買えたのに。でも若い頃はほかに楽しいこともいっぱいありますからね。まあご検討ください。