私は基本、郵便関係が好きだという話は前にもしましたし、毎日自分に絵葉書を出しているという話も以前したと思います。
自分に出す絵葉書は基本的にアイルランドをテーマにしたものを使うんですけれども、そんなにアイルランドをテーマにした絵葉書はあるのかという話ですけど、それはあります。
もちろん、アイルランド国内で旅行に出かければ出かけた先で買えばいいわけですけれども、コロナで移動制限がかかっていた時期も長かったです。ではどうするのか。
最近は個人のデザイナーや写真家が自分の作品を販売できるオンラインのマーケットプレースがいくつもあるのですね。たぶん一番有名なのは Etsy ではないでしょうか。Etsy は、コロナで自作のマスクを売る人がいっぱいいたみたいで、去年相当売り上げを伸ばしたという話を聞きました。
で、Etsy を開いて「Ireland Postcard」などと打ち込んで検索すればいっぱい出てきます。
アイルランドでオンライン・ショッピングをするときに厄介なのは送料なんですね。たとえば EBay で何かを買っても、イギリスやアメリカから送ってもらうと送料が高いんですよ。
ただ、アイルランドがテーマの絵葉書の場合はアイルランドで作っている人が多いのでこれは楽です。ただ、北アイルランドのセラーからはやはり買いにくい。送料が10ユーロぐらいかかったりするので。
アイルランドのアーチストから購入するのはちょっと気分もいいんですよ。地元の経済に貢献しているぞ、とか、若い才能を応援しているぞ、とかいう気持ちにちょっとなれるので。いや、ほんとうに少ない金額なんですけどね。
あと、商品が送られてきたときに「Thank you for supporting ~~」などと手書きのメッセージが入っているのも嬉しいものです。
それでは、最近購入した絵葉書をご紹介していきたいと思います。
まず、BadgerandBlue というセラーから購入した絵葉書。5枚ありますが、セットでは売ってなくて1枚ずつ購入しました(2.35ユーロ)。どれもアイルランドで撮影された写真ですが、アイルランド・アイルランドしていないのが魅力。私の一番のお気に入りは、左上のセント・パトリック・タワーの写真です。
次は、MichelledesignedArt というセラーの絵葉書5枚セット。8ユーロだったかな。パステル・カラーのポップなデザインですね。アイルランド語で Gra (愛)、Slainte (乾杯) などの言葉が入っています。
こちらは、メイヨー県のアキル島の写真 7 枚セット (+ 写真家のプロフィール1枚)。美しい自然の景観や古い教会の写真もいいですが、住宅地を散歩する羊やカラフルな漁具などのオフビートな写真も素敵です。SoulLinksPostcards というセラー。たぶん写真家の名前はBriga Saulė さん。1セット11ユーロ。コネマラやゴルウェーの絵葉書セットもあります。
こちらは、Under The Willow というセラーのアイルランド語のポストカード。左はアイルランド語で上から「幸福」「私の友人」「友情」「愛」の意味。右はアイルランド語の祈りの言葉。8枚セットで10.95ユーロ (この8枚が1枚ずつ入ったセットではなくて、左右それぞれが2枚ずつ入ったセット。つまり私は2セット買いました)。こういうエレガントで落ち着いたデザインの絵葉書は結婚式の招待状とかそういうのに使うのでしょう。
それから、こちらは KerryClimbing というセラーが販売している絵葉書。写真みたいに見えるかもしれませんけれども絵です。Kerry Climbing はケリー県の山登りのガイド・ツアーをやっている会社のようです。アイルランド最高峰のカラントゥーエル (Carrauntoohil) 山が主に描かれています。10枚セットで8ユーロとお得です。
こちらも、アイルランドの山をテーマにした絵葉書。上はスライゴーのベンウイスキン (Benwiskin) 山。左下は各県の最高峰の名前をアイルランド島の形に配置したもの。右下は山の名前をアイルランド島の形に配置したもの。3枚セットで5ユーロ (確かセールでここから10%引きで購入した)。StorehouseArts というセラーから購入。
以下の2つは Etsy ではなくてデザイナーの個人サイトから購入しました。
こちらは画家の Conor Gallagher さんの絵葉書。この人は私がよく行く Blas Café の入っているチョコレート・ファクトリーという建物にアトリエを構えています。Blas Café の中に小さなショップがあって、そこでいろんなアーチストの作品を売ったり飾ったりしています。いまはコロナで人がいないので Webサイトから購入しました。ダブリン、スライゴー (ベンウイスキン山、ベンブルベン山、ドアリー・パーク)、ウォーターフォード (ニューロス橋) など。8枚セットで5ユーロ。
最後は、写真家の Ruth Medjeber さんの絵葉書。10枚セットでいくらだったかは忘れてしまいました。彼女のWebサイトから購入したはずなのだが、今探してもショップが見つかりません。有名アーチスト (Hozierとか)のツアーに同行するような写真家で、すべてがアイルランドで撮影された写真というわけではないと思うのだけど、私のお気に入りは左上のプールベグ発電所の煙突2本が写った写真。