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2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第6戦: アイルランド3– 2アルメニア

 

 

2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第6戦(最終戦)、アイルランドアルメニアの試合が昨日 (9/27)、ダブリンのAVIVAスタジアムで行われまして、アイルランドは3-2で勝利しました。

 

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アイルランドは18分にコーナーキックからイーガンがヘッドで先制。イーガンは2試合連続の得点です。52分にはオバフェミがボックス外からミドルシュートを決めて2-0。試合内容としてもアイルランドが支配しており、このまま楽に勝てるかと思いましたがそうはいきませんでした。

 

アルメニアは71分と73分に立て続けに得点し、試合を振り出しに戻します。

 

試合終了間際になってアルメニアペナルティエリア内でハンドの反則。審判はいったん流すのですが、VAR判定の結果、アイルランドにPKが与えられます。ここでアルメニアの選手が抗議して2人が退場になります。PKをブレイディが冷静に決めて、アイルランドはそのまま逃げ切りました。

 

 

次のアイルランドの試合は11月17日の対ノルウェー戦@ダブリン(親善試合)です。

 

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アイルランド: Bazunu (Southampton); Collins (Wolverhampton Wanderers), Egan (Sheffield United), O’Shea (West Bromwich Albion); Doherty (Tottenham Hotspur), Hendrick (Reading), Molumby (West Bromwich Albion), Knight (Derby County), Brady (Preston North End); Obafemi (Swansea City), Parrott (Preston North End). Subs: Hourihane (Derby County) for Molumby (51), Browne (Preston North End) for Knight, Robinson (Cardiff City) for Parrott (both 76 minutes), Hogan (Birmingham City) for Obafemi (86).

アイルランド得点: イーガン(18)、オバフェミ (52)、ブレイディ (90+1. p)

アルメニア得点: Dashyan (71)、Spertsyan (73)

 

 

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なぜ福建省福州市の警察出張所がケーペル・ストリートにできたのか

 

中国福建省福州市の警察出張所がダブリン7のケーペル・ストリートにできたという。福州市はこうした出張所を既に21か国30か所で開設しており、中国のほかの市も同様の施設を展開している。

 

表向きの理由はわかりやすい。海外に住む同市出身の中国人にさまざまな行政サービスを提供するためである。運転免許証の更新や犯罪履歴がないことの証明書発行などである。特に、この2年はコロナのせいで帰国がままならなかったため、こうしたサービスへの需要は高まっているらしい。

 

福建省は移民の多い地域で、福州市の出身者はアイルランドにも数多く住んでいるとのこと。

 

 

しかし、人権活動家は中国のこうした動きに深刻な懸念を抱いている。海外在住の中国人を監視・管理するために当局がこうした出張所を活用するのではないかという心配である。

 

中国の警察は、海外に逃亡した犯罪容疑者に帰国して裁判を受けるように"促す"ということをするらしい。その手段には、中国にいる容疑者の子供が教育を受ける機会を奪ったり、家族が起業する機会を奪ったりというのも含まれるらしい。

 

中国当局によれば、2021年4月以来、国外から約23万人が”説得”されて中国に帰ったという。その多くは、中国人をターゲットとした電話詐欺の容疑である。

 

ダブリンの出張所には実際に警官が常駐しているわけではない。これまでにあった郷土会みたいなところがボランティアとしてこうした仕事を請け負っているとのこと。

 

アイルランドの公安当局にも話は通しているのだが、人権活動家によると、警察・司法に関する二国間の協力関係を回避し、国際的なルールに違反する形で海外在住の中国人を監視する目的でこうした出張所が使われているとのこと。

 

アイリッシュ・タイムズの取材に匿名で応じた中国人や台湾人によると、”説得”されてアイルランドから帰国した中国人の話は聞かないが、中国政府の権力が及ぶ範囲が拡大していることは心配しているとのこと。

 

人権活動家によると、中国の体制が倒れるときはその動きはだいたい国外から来るので、中国は海外での動きに伝統的にパラノイアになる傾向があるのだそうだ。

 

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追記: 今日(9/27)の午前中にケーペル・ストリートに行ってみたら、警察出張所の看板は既に取り外されていた。GOOGLE MAP で過去の画像を見てみると、2022年7月の段階では看板あり、2022年2月の段階では看板はない。

 

 

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2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第5戦: スコットランド 2– 1 アイルランド

 

2022/23ヨーロッパ・ネイションズ・リーグB第5戦。スコットランドアイルランドの試合が昨日 (9/24)、グラスゴーのハンプデン・パークで行われまして、アイルランドは2-1での逆転負けを喫しました。

 

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アイルランドは18分にコーナーキック後のゴール前での混戦から主将イーガンが押し込んで先制。

 

しかし、後半になってスコットランドが攻勢に出ます。49分にクリスティーの左からのクロスをヘンドリーが頭で合わせて同点に追いつきます。82分にはスコットランドコーナーキックをブラウンが手で扱ってしまいPKの判定。これをクリスティーが中央右に決めてそのままスコットランドが逃げ切りました。

 

スコットランドは6月にアイルランドに3-0で負けたときに国内でものすごく批判されたらしいんですね。今回の試合は捲土重来を期すということですごい意気込みだったらしいです。

 

 

次のアイルランドの試合はネイションズ・リーグの第6戦(最終戦)、9月27日の対アルメニア戦@ダブリンです。アルメニアに負けるとアイルランドはグループ最下位となり、Cグループに降格となってしまいます。

 

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スコットランド: Gordon (Hearts of Midlothian); Hickey (Brentford), Hendry (Cremonese), McKenna (Nottingham Forest), Tierney (Arsenal); McGregor (Celtic), McTominay (Manchester United); Armstrong (Southampton), McGinn (Aston Villa) Christie (Bournemouth); Dykes (QPR).

Subs: Taylor (Celtic) for Tierney (42), Ralston (Celtic) for Hickey, Fraser (Newcastle United) for Armstrong (both 58), Adams (Southampton) for Dykes, McLean (Norwich City for Christie (both 85).

スコットランド得点: ヘンドリー (49)、クリスティー (82 p)

 

アイルランド: Bazunu (Southampton); Collins (Wolverhampton Wanderers), Egan (Sheffiled United), O’Shea (West Bromwich Albion); Doherty (Tottenham Hotspur), Knight (Derby County), Cullen (Burnley), Molumby (West Bromwich Albion), McClean (Wigan Athletic); Parrott (Preston North End), Obafemi (Swansea City).

Subs: Ogbene (Rotherham United) for Obafemi (60), Coleman (Everton) for Doherty, Browne (Preston North End) for Molumby, Robinson (Cardiff City) for Parrott (all 76), Brady (Preston North End) for McClean (83)

アイルランド得点: イーガン(18)

 

アイルランド先制後のシーン

 

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乾電池を55個飲み込んだ女性

 

 

 

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60代の女性が乾電池を飲み込み、ダブリンの緊急病院で手当てを受けたという記事。手当をした医師の報告書によれば、腹部レントゲンの結果、女性の腹部にたくさんの乾電池が存在することがわかった。まず自然排便による除去を試みたところ、1週間で5つの乾電池が排泄された。

 

1週間に一度レントゲンを撮っていたのだが、残りの乾電池は腸内を降りてこず、胃袋は恥骨付近まで膨張してきていた。女性は腹痛を訴え始めたので、医師は外科手術を行うことを決断。胃袋から46個の乾電池を取り出した。結腸にあった残りの4個は肛門から押し出す措置が取られた。

 

固着した食べ物や遺物は内視鏡を使って95%は取り出すことができるのだが、今回は数が多すぎて不可能だったようだ。

 

術後の経過は良好。結局55個の乾電池を飲み込んでいたわけだが、一度に飲み込んだ乾電池の数としては世界最高ではないか、と担当した医師は言っている。

 

女性の体内から取り出された乾電池の一部

 

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今週末に予定されていたアズランのコンサートが延期に

 

 

今週の土曜日にアズラン (Aslan) のコンサートがダブリンの3Arenaで行われる予定だったのですが、リード・シンガーのクリスティー・ディグナムさんの体調不良により延期になりました。

 

ディグナムさんは2013年にガンと診断され、それ以降は体と相談しながら音楽活動を続けてきたわけです。今はアミロイドーシスという日本でも難病に指定されている病気と闘っているそうです。これは、「アミロイド」と呼ばれる蛋白が全身の臓器の細胞外に沈着する疾患だそうです。

 

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コンサートの延期が発表されたのは昨日のこと。今週になってドクター・ストップがかかったようです。ディグナムさんは相当なショックだったようですが、命がいちばんということで延期を決断したようです。

 

今回のコンサートはアズラン結成40周年を記念するもので、スペシャル・ゲストもたくさん登場する予定だったようです。

 

アズランについては以前ブログに書きましたので興味があればご覧ください。

 

彼らの最大のヒット曲はおそらく1993年にリリースされた『Crazy World』と思います。

 

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絵葉書の本『Return to Sender』と『In Hinde-Sight』

20世紀後半のアイルランドの絵葉書産業におけるツートップといえば、リアム・ブレイクが率いるリアル・アイルランド社とジョン・ハインドがメイン・フォトグラファーを務めたジョン・ハインド社ですね。

 

先日、オコネル・ストリートのイーソンに行ったら、こんな本を売っていました。

 

 

ポール・ケリーさんの『Return to Sender』と『In Hinde-Sight』です。ジョン・ハインドのポストカードの写真と同じ場所にいって、今の写真を撮り、並べて表示していくという企画です。ケリーさんの短いコメントがそれぞれについています。

 

ケリーさんはカリフォルニア生まれなのですが、お父さんがロスコモン県の出身。お父さんはたびたびアイルランドを訪れ、そのたびにたくさんのポストカードをアメリカの家族に送っていたそうです。ケリーさんがジョン・ハインドの絵葉書の魅力を知ったのはその頃のようです。

 

ケリーさんは2018年にアイルランドに移住してきて、今はグレイストーンに住んでいます。そして、ハインドの絵葉書の場所にいって、同じアングルでその場所の今を撮ることにしたようです。

 

ジョン・ハインドの絵葉書で一番有名なのはおそらくこれでしょう。

 

 

コネマラでロバに泥炭を積む少年と少女。この2人は名前もわかっていて、男の子はパディー・ライドンさん。2013年に亡くなったときは新聞記事にもなりました。そのことは私もブログに書きました。女の子の方は妹のメアリーさん。彼女は今はイギリスに住んでいるそうです。 

 

ケリーさんはこの写真が撮られた場所も突き止めてして本に収めています。特定するのにちょっと時間がかかったそうです。

 

 

私も以前、ケリーさんと同じようなことをして、ブログ記事にしたことがあります。私の場合は現地に行かずにグーグル・マップで調べただけですが。 やっぱり絵葉書好きの人はこういうことをしたくなるんだと思いました。 

 

あれ、最後に気づきましたけど、私がもっている絵葉書とケリーさんの本に掲載されている絵葉書では微妙にアングルが違いますね。泥炭に置いた少年の手が逆ですし、少女の顔の角度も違います。いくつかバージョンがあるんですね。

 

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ジェレミー・クラークソンのブリティッシュ・ジョーク

 

アイルランドとイギリスの仲の良さを示す心温まるエピソードをご紹介します。

 

10年以上前ですが、『トップギア』の公開収録が初めてアイルランドで行われたときのことです。司会のジェレミー・クラークソンがダブリンのRDSに集まった聴衆にむけて、「この国の道路は俺たちが作ったんだよな」と挑発します。普通に考えればこれは「帝国主義時代にイギリスが作ってやったんだよな」と解釈できます。

 

しかし、クラークソンはこう続けます。「いやいや、俺はEU補助金のことを言ってるんだよ」。当時はまだ英国もEUに加盟していたし、アイルランドもお金なくてEUから補助金をもらって道路などのインフラを整備していました。

 

すかさず聴衆の1人が切り返します。「おまえたちの道路もおれたちがつくったんだろ」。つまり、アイルランド人がイギリスに出稼ぎにいって、肉体労働でおまえたちの道路作ってやったんだろ、という意味です。そこでクラークソン含め一同がどっと沸いて会場はあったまり、公開収録はつつがなく終了しましたとさ。めでたしめでたし。

 

 

まあ、しかし、クラークソンは2015年にロケの夕食にステーキが出なかったという理由で番組のプロデューサーと喧嘩になり、番組をクビになります。そのプロデューサーが実はアイルランド人で、彼によればクラークソンは彼のことを「Lazy Irish Cunt」と呼んだとか。

 

その後、クラークソンは Amazon Prime でいくつか番組を持っているほか、地上波の『Who Wants to Be a Millionaire? 』の司会に抜擢されるなど、今でも第一線のブロードキャスターとして活躍しています。

 

ちなみに私がジェレミー・クラークソンの洗礼を受けたのは、1993年にアイルランドに住み始めてまもなくの頃。新聞の彼のコラムに、「日産とトヨタのどちらを購入するかという選択は、自分の右足と左足のどちらを切断するかという選択である」と書いてあって、目が点になりました。

 

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