ノーサンバーランド・ストリートを北に向かうと、二重のゲートがあります。
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上の写真は、反対側から見たものなんですが、壁画の描かれているあたりが 2 つのゲートの中間、いわば緩衝地帯です。このゲートがカトリックの住むフォールズ・ロードの地域とプロテスタントが住むシャンキルの地域を分ける境界線。たしか、今でもこのゲートは夜になると閉じられるはずです。もちろん、ちょっと回り道すれば往き来はできるんですけど。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034621.jpg)
緩衝地帯にあるメインの壁画。平和がモチーフなのかな。右側にはフォールズ・ロード地域の人々、左側にはシャンキル地域の人々の姿が描かれています。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034625.jpg)
Peace と書いたモニュメントもあります。
もう 1 つのゲートを抜けるとプロテスタント地域。こちら側にも数は少ないですが壁画がありますが、。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034629.jpg)
この辺りの地域の出身で、第一次世界大戦で命を落とした兵士たちを追悼する壁画。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034632.jpg)
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034635.jpg)
アイルランド出身の英国軍人、ジョン・ヘンリー・パターソンを記念する壁画。彼自身はプロテスタントなのですが、第一次大戦でユダヤ人の大隊を指揮したそうで、この大隊が後にイスラエル軍の基礎となったそうです。戦争後もシオニズム運動を支援して、ネタニヤフ現イスラエル首相のお父さんとも懇意だった。イスラエルでは彼の記念切手も発行されたそうです。
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034637.jpg)
インド、オーストラリア、南アフリカ、カナダ、ニュージーランドなど、英国軍と共に戦った人々を称える壁画。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034641.jpg)
第二次世界大戦で、英国空軍に参加したポーランド人パイロットたちを称える壁画。プロテスタント側の壁画は、北アイルランド紛争には触れず、戦争の英雄、しかも友軍/同盟国との協力を強調する内容のものが多いですね。
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarafuku10/20190820/20190820034645.jpg)
プロテスタント側から見た境界線の高い壁。