たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2013 年 9 月

 
5 本見ました。

 

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The Way Way Back (2013 年、アメリカ)
8/31 at Light House Cinema
監督: Nat Faxon, Jim Rash
出演: Steve Carell, Toni Collette, Sam Rockwell, Liam James
母親 (トニ・コレット) の新しいボーイフレンド (スティーブ・カレル) とその娘と夏の小旅行に出かけることになった、何をやらせても冴えない少年 (リアム・ジェイムズ)。ふとしたことから近所のサマーパークで働くオーエン (サム・ロックウェル) と仲良くなります。ちゃらんぽらんなオーエンとその仲間たちの助けを借りて、少年が自分の居場所を見つける話。私はオーエンのような大人になれているだろうか。よくある話だし、まあフェアリーテールなんだけど、見たあとで希望が湧いてくる映画。

 

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Rush (2013 年、アメリカ、イギリス)
9/13 at Light House Cinema
監督Ron Howard
出演: Chris Hemsworth, Daniel Brühl, Olivia Wilde, Alexandra Maria Lara
F1はやっぱり欧州の文化ですよね。ヨーロッパの豪華キャストが競演する映画は昔よくありましたけど、この映画もプチそんな感じ。あくまでもプチ。主役の1人はオーストラリア人だし。ニキ・ラウダとジェイムズ・ハントがタイトルを争った 1976 年の選手権が舞台です。ニキ・ラウダが大事故から奇跡的に生還して、驚異的な回復力で 6 週間後にレースに復帰。ラウダが3 ポイントをリードして迎えた最終戦の日本グランプリ。大雨の降る中、ラウダは安全性を重視して自主的にリタイア。ハントが粘って 3 位に入り、1 ポイント差で逆転優勝したあの年です。いや、私もリアルタイムでは知りませんです。
レースのシーンは迫力があるだけじゃなく、映像にフィルムノアールみたいな色気があります。モーターレース・ファン以外も楽しめる映画ではないでしょうか。秀逸なのはラウダと後に奥さんになる人の乗る車がイタリアの田舎で故障してヒッチハイクするシーン。イタリアの男たちを綺麗な女性よりも興奮させられるのは、F1ドライバーだけです。

 

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Pieta (2012 年、韓国)
9/14 at Light House Cinema
監督: Kim Ki-duk
出演: Lee Jung-jin, Jo Min-su
以前は韓国映画もけっこうアイルランドで封切りされていたんですけど、最近はとんと御無沙汰でした。久しぶりの韓国映画。ヴェネティア映画祭で金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督作品です。濃密な家族のつながりと「恨」がテーマです。前半は無意味な (としかそのときは思えない) 暴力シーンの連続で、困ったなーと思いながらみていたのですが、後半になって謎が解け始めてから格段に面白くなります。

 

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About Time (2013 年、イギリス)
9/15 at Light House Cinema
監督: Richard Curtis
出演: Domhnall Gleeson, Rachel McAdams, Bill Nighy
『フォー・ウェディング』の脚本や『ラブ・アクチュアリー』でお馴染みのリチャード・カーティス監督の新作。もちろんテーマはハートウォーミングな恋愛賛歌で、手練れのカーティス節が炸裂します。今回は SF の要素もあってタイムマシンもの。恋愛で失敗するたびに主人公の男の子が時間を戻ってやり直すの。タイムマシンの使い方のささやかさは、アニメ版の「時をかける少女」を思い出させます。
主人公のティムを演じるのはアイルランド人俳優のドナル・グリーソンくん (ブレンダンの息子) です。くよくよ考えちゃう男の子を演じたらこの人の右に出る人はいないと言われたヒュー・グラントの再来 (少なくともこの映画では)。この人、日本でも人気出るんじゃないかなー。

 

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InRealLife (2013 年、イギリス)
9/26 at Light House Cinema
監督: Beeban Kidron
インターネットでなんでもできる世の中になりましたけど、そういう社会が青少年にどんな影響を与えるんだろうか、ということをテーマにしたドキュメンタリー映画です。ポルノ、ゲーム、オンラインでの出会いとか。まあ凄いと思うのは、15歳ぐらいでもしっかりインタビューに答えてしゃべりますね。本人たちの声があるので、若い世代を異物のように取り扱うようなことにはなりません。ポルノを鑑賞することについて率直にへらへら語ってた少年が最後にぽろっと恋愛観をしゃべるといいこと言うとか。あとは、自分の毎日の生活が Google やら Facebook やらの私企業のサーバーにどんどん蓄積されてくのはやっぱり怖いと思いました。

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